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/ 山と道具と.

【雑記】2020年の振り返りと、本年の思いと、新たな目標!についてのご報告

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新年あけましておめでとうございます。

一年が過ぎるのもあっという間で、
気が付けばもう、2021年。

地味に続けているこのブログですが、
本年も適度に更新していきたいと思います。

 

コロナ禍が落ち着き、
不安なく登山を楽しむことのできる日が早く来ることを祈りつつ、
健康第一で過ごしていきましょう。

 

新年の初登りの予定はまだ未定なので、
今回は2020年の振り返りと、2021年の登山について思うことを。

 

2020年の振り返り


コロナ禍での自粛期間もあり、
あまり登ることはできないと思っていましたが、
それでも色々な山に登ることができました。

 1月 北横岳
 2月 上州武尊山
 3月 ミツバ岳
 6月 金峰山
 8月 西岳~網笠山
 10月 西穂高岳
 11月 高尾山、大山
 12月 陣馬山~高尾山縦走、丹沢主脈縦走


1月 北横岳

去年の今頃はこんな状況になるとは露にも思わず...
新年初登りは八ヶ岳は北横岳。
お餅も食べて、楽しい時間でした。

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2月 上州武尊山

群馬方面は谷川岳ばかりだったので、
今年は上州武尊山にも。
2020年の山、剣ヶ峰にも登れて大満足の雪山でした。

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3月 ミツバ岳

新型コロナウイルスで世間が騒がしくなってきた頃。
近場でのハイキングでミツバ岳へ。
満開のミツマタに囲まれ、喧騒を忘れた幸せなひととき。

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6月 金峰山

緊急事態宣言も解け、
久々の登山に選んだのは金峰山。
流石の体力の低下を痛感した山行でした。

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8月 西岳~編笠山

久しぶりの八ヶ岳。
あまり行ったことのない方面へ。
西岳から編笠山へのプチ縦走。最高の展望を大満喫。

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10月 西穂高岳

前々から登りたかった西穂高岳。
新しく購入したソロテントでテント泊。
難易度の高い山だけに充実感もひとしおでした。

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11月 高尾山

たまにはと、紅葉を観に高尾山へ。
高尾山というと誰でも登れるイメージですが、
6号路を使った登りは本格的。

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11月 大山(丹沢)

紅葉シーズンはまだまだ続くと、大山へ。
近場で登ったことのない山でしたが、
立派な神社もあり、このような登山も良いなと思った一日。

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12月 陣馬山~高尾山縦走

止まることのない登山欲。
長い距離が歩きたいなと思い選んだ縦走路。
待っていたのは、最高の稜線歩きでした。

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12月 丹沢縦走(西丹沢V~大倉)

2020年最後に選んだのは丹沢の大縦走。
神奈川県最高峰の蛭ヶ岳の山荘泊。
楽しいクリスマス登山になりました。

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こうして振り返ると、
近場から遠方まで、日帰りから縦走まで、
バラエティに富んだ一年だったように思います。

年末は車を手放したこともあって、
近場メインの山行でしたが、
とても充実感のある登山が多かったです。

登山の頻度は少なくなってしまったものの、
とても良い一年でした。

 

 

2021年の登山について


さて、2021年。
どんな登山が待っているのか。


こういう状況なので、
明確に目標を設定するというよりも、
無理することなく登山を楽しんでいければと思います。


ただ、せっかくソロテントを購入したので、
泊まりがけでの山行に臨みたいなというのが正直な気持ち。

 

鳳凰三山、赤岳、そして北アルプスまで
チャレンジできたらなと...

 

あとは近郊の山も並行して開拓していきたいなと。

 

 

まずは、直近の雪山シーズン。
今年はあまり雪山に行けるかわかりませんが、
どこかに行きたいな...

 

何はともあれ、健康が第一。
そして、コロナウイルスに関して言えば、
自分自身が媒介者にならないことも大事。


手洗いやマスクはもちろん、
普段の生活はもちろん、登山でも、
必要なマナーをしっかり守っていきたいです。
いきましょう。

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と、ここまで書いてきて、
登山関係の新たな目標があったので、ご報告を。

 

MYOG始めます!


今年はMYOGを始めることにしました!

MYOGとは、
Make Your Own Gearの略。

つまり、自分の道具をオリジナルで作ること。

 

早速ですが、ミシンも購入しました。

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現在は、色々と試作品を作るっているところ。

ミシンの使い方から始めましたが...
とても楽しいです。

 

これからは、
MYOG関係の道具紹介や作品紹介もできればと思います。

 

 

というわけで、
今年もよろしくお願いします!

 

 

【雑記】2020年の振り返りと、本年の登山について。

【登山記】2020年の締めくくりは丹沢主脈を縦走!②蛭ヶ岳 ~ 大倉

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師走の丹沢縦走記

2日目は蛭ヶ岳を出発し、
丹沢山~塔ノ岳と経由して、
終着地の大倉バス停へと向かいます。

 

初日の西丹沢VC~蛭ヶ岳の記録はこちら。

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蛭ヶ岳山荘のクリスマスは続く

 

山小屋の朝食は早いもの。
蛭ヶ岳山荘も例に漏れず、5:30が朝食時間

ご飯とお味噌汁にお惣菜。

普段はたくさん食べる方ではないものの、
エネルギー補充のため、しっかり食べます。

 

そして、食後には、
まさかのクリスマスケーキが登場。

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例の外国人のカップルが、
持ってきたケーキをお裾分けしてくれました。

小屋番さんを入れて6人で美味しく食べました。

 

予想外にケーキも食べて、
クリスマスを完璧に堪能しました。

むしろ、例年以上かも...笑。

 

食べ終わった頃が、ちょうど日の出の時間。
急いで外に出て撮影タイム。

なんだかんだと忙しい朝。

 

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風も穏やかで、
ほとんど寒さを感じることもなく、
とても気持ちの良い朝。

 

良い一日になりそう!

 

いざ、丹沢山へ!

 

外国人カップルは先に出発ということで、
みんなでお見送り。

夜の成田発の飛行機に乗るとかで、
とてもタイトなスケジュール。

何故、蛭ヶ岳まで来たのか...

 

このあたり、日本人と感覚が違いそうですが、
聞くところによると蛭ヶ岳が二人にとって記念の場所だそう。

まあ、遭難寸前だったけどね...

 

こちらは、これから丹沢山に向けて出発。
時間にして7:20。

百名山にも選ばれている丹沢山。
そういえば、百名山を登るのは、かなり久しぶりかも。

 

丹沢山までは3.3kmの歩行距離。

稜線歩きがメインで登り降りは少な目で、
最高の山歩きでした。

右手にはずっと富士山の姿。
やはり、冬の朝は清々しい。

 

ただ、富士山が雪を纏っていないのが気になりました...
まるで夏山みたい。


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丹沢山への道中は、
数人の登山客とすれ違いました。

西丹沢と違って、人気の度合いが伺えます。

 

朝も早く、時間はたっぷりあるので、
のんびりと歩いて、
9:00に丹沢山に登頂。

百名山だけあって、標識まで豪華のような...

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山頂に建つ立派な建物はミヤマ山荘。

食事が豪華との噂です。

大倉スタートで、
ここに泊まって西丹沢に抜けるのも良いかも。

 

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程良い山歩き。
少し休憩をしてから塔ノ岳へと出発。

気温は7℃くらい。
登山日和の天候。

 

丹沢山〜塔ノ岳

 

塔ノ岳の姿は、
檜洞丸山頂からも見えていて、
ようやくその姿が大きくなってきました。

山頂の尊仏山荘の姿もしっかり見えています。

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道中の案内標識には、
丹沢主脈線の文字が。

ちょっとだけテンションが上がります。

主脈を歩くって良い響きだ...

 

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丹沢山を出発し、
1時間程で塔ノ岳に到着。

見慣れている塔ノ岳の山頂。

でも、今回はいつもと違い、反対側からの登頂。
少しだけ誇らしく感じます。

 

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尊仏山荘の向こう側には、
歩いてきた道のりと、蛭ヶ岳の姿。

あんなところから歩いて来たんだなと、
不思議な感覚。


塔ノ岳は相変わらず賑わっていて、
いつもの丹沢の風景でした。

写真撮影がてら行動食でエネルギー補給。

ちょうど、蛭ヶ岳山荘で一緒だったご夫婦も到着。
少しだけ会話をしてお別れ。

 

 

山頂は遮るものがないので、
風が冷たかった...

標識脇にかかっている温度計を見ると、
1℃の表示。

そりゃ寒いわけだ...

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タイムラプス撮影が終わるのをジッと我慢して、
このまま大倉に降りることにします。

これで、丹沢の素晴らしい風景とはお別れ。

 

塔ノ岳~大倉

 

この道は、もはや説明不要。
表尾根、通称"バカ尾根"をひたすら下ります。

 

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そういえば、
昔はこの尾根を下る際、
よく膝を痛めていた記憶。

ここ数年、しっかりトレーニングをして、
定期的に山に登っているせいか、気づけば、
膝が痛むことがなくなっていました。

 

よく歩く道だからこそ気付くこと。

 

知らないところで成長しているのかも。
いや、成長していると信じたい。

 

2日間の山歩きの名残を楽しむように下山します。

 

そして、綺麗なアスファルトの道に到着。
ついに大倉の登山口。

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そのままバス停へとゴールイン。

 

山の神様が頑張りを讃えてくれたのか、
すぐにバスが来てくれたので、
そのまま帰路に着くことができました。

 

最後まで快適な楽しい山行となりました。

 

 

丹沢縦走は充実感たっぷりの最高のコースでした

 

丹沢と言うと、
比較的初心者向けのコースのイメージがありますが、
その奥には最高の縦走路が広がっていました。

 

特に、西丹沢は山深く、
登山客も少ないため、登山を満喫できます。

 

蛭ヶ岳への道は険しくハードですが、
そこから連なる稜線は、
丹沢にこんなところがあったのか!
と驚くばかりの素敵な景色。

 

富士山も見え、
一方では都心の街並みも見え、
北アルプスとは違った素晴らしい景色でした。

 

日帰りとなるとハードルは高くなりますが、
ぜひ1泊2日でオススメしたいコース。

 

まだまだ知らない場所が身近なところにもあるのだなと、
知ることができた時間でした。

 

これにて、2020年の登り納め。

 

今年を無事に過ごせたことを感謝して、
また来年も楽しみたいと思います!

 

 

読んでくださった方、ありがとうございました!

 

 

 

【登山記】2020年の締めくくりは丹沢主脈を縦走!②蛭ヶ岳 ~ 大倉

【登山記】2020年の締めくくりは丹沢主脈を縦走!①西丹沢VC~蛭ヶ岳

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2020年も残すところ、あと僅か。

色々とあった年でしたが、
その締めくくりとして、
丹沢主脈を1泊2日で縦走してきました!

 

日付は12/24-25。
蛭ヶ岳山荘に宿泊。

山荘で、まさかのクリスマスを大満喫

 

丹沢主脈とは?


丹沢は首都圏の人にとってはお馴染みの場所。

大山や鍋割山、そして塔ノ岳。
老若男女が登っていて、
その人気にいつも驚くばかり。

たまに軽装の人もいて心配になることもありますが...


ただ、塔ノ岳から奥のエリアになると、
踏み入れたことのある人の数は一気に減るはず。

ここから先は日帰りであれば、
健脚な人向きになります。

 

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かくいう自分もこれまで進もうと思ったこともなく...

ただ、その先には、
百名山にも選ばれている丹沢山

そして、神奈川県最高峰の蛭ヶ岳があります。


そして、蛭ヶ岳より西に続く道。

西丹沢と呼ばれるエリアには、
檜洞丸や大室山といった山々。

 

西丹沢にはキャンプで行ったこともあり、
他にもミツバ岳に登った経験はあれど、
本格的な登山という意味では未知のエリアでした。

 

今回はその西丹沢をスタートして縦走する行程です。

 

今回のルートとアクセス

 

今回の行程とルート図はこちら。

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【1日目】

  • 8:35 西丹沢VC
  • 8:45 登山口
  • 11:55 檜洞丸着
  • 12:40 檜洞丸発
  • 15:30 蛭ヶ岳

【2日目】

  • 7:20 蛭ヶ岳
  • 8:55 丹沢山
  • 10:20 塔ノ岳
  • 13:15 大倉バス停 


出発地は西丹沢ビジターセンター(VC)

西丹沢VCまでのアクセスですが、
小田急線の新松田駅よりバスが出ています。

 

初日は西丹沢VCを出発し、
檜洞丸経由で蛭ヶ岳へ。

そのまま蛭ヶ岳山荘に宿泊。

 

翌日、丹沢山を経由し塔ノ岳へと向かいます。

塔ノ岳からは鍋割山を経由するルートも考えましたが、
結局はそのまま表尾根を下って大倉へ。

 

大倉バス停より渋沢駅へと帰着。


距離にして22km、累積標高は2200m。

なかなかハードなコース。

でも、充実感はお墨付き

 

西丹沢VC ~ 檜洞丸

 

西丹沢VCにて登山届を提出。

VCはとても快適で、
暖房の効いているセンター内で準備可能。
ありがたや...

飲み物やエネルギーゼリーも販売していました。
もちろんトイレも利用可能。

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登山口はVCより5分程進んだところ。

"つつじ新道"と呼ばれる道が今回のルート。
5月頃にはツツジが咲き乱れているとか...

 

なお、檜洞丸の読み方は「ひのきぼらまる」
登って初めて覚える山の名前の多いこと...

 

ただ、看板には「"ほ"らまる」とありました。
どちらが正しいのだろう?


檜洞丸に限らず、
金峰山が「きんぷさん」「きんぽうさん」と読めたり、
実際どっちなんだ問題って意外と多い気がする今日この頃。

 

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名前はさておき、登り始めの1時間は、
ハイキングコースといった様相で、
身体も程良く温まって気持ちの良い時間。


果たして、
冬の日向を歩くことより気持ちの良いことがあろうか。

このまま、この道が続けば良いなぁ...

と思っていると、
期待を裏切るように登山道は林の中に...
そして看板が現れます。


その先に見えるのは沢の姿


最初のチェックポイントでもあるゴーラ沢
ここで沢を横断します。

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この冬はほとんど雨が降ってないこともあり、
沢と言っても水量も少なく、
何の問題なく渡渉できました。

梅雨の時期だとまったく違う姿を見せそうな雰囲気。

 

問題はないと言ったものの、
この沢は日が当たることもなく、
なんとなく不気味な印象を受けました。

 

そして、更に不安を煽ったのが、
渡渉した先にあった注意喚起の看板

 

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地図を持ってこなかった人、

ここにいました...

 

実は、山と高原地図を購入したにも関わらず、
すっかり家の棚に忘れてしまいました...

登山アプリを使っているので、
道自体の案内に不足はないものの、
こうやって明示的に注意喚起されると心配になります。

 

この日のバス同乗組は、すでに遥か先。
冷たい風の吹く沢にて、すっかり一人ぼっち。  

 

何だろう、この不安感。

 

でも、引き返すという選択肢は無い。

こんな状況だからこそ、
いつも以上に注意して登るのみです。

 

気を取り直して、再出発。

ここからはいきなりの階段。
そして、予想以上の急登の始まりでした...

 

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丹沢の特徴なのか、
道がしっかり整備されていて、
植生保護のために木道がやたらと多いです。

 

そう、脚に来るやつ...

 

見た目はただの階段なのに、
登り出すと何であんなに辛いのだろう。

 

同じ高さを登るのでも、
足の運びにメリハリが付く自然の登山道の方が、
結果的に負担が少ないのかもしれません。

 

とにかく、この木道ですっかり脚に来ました...

 

ただ、それを除けば、とても気持ちの良い道。
途中から、後ろには富士山の姿も

 

後押しされるがままに、無心で登ります。

 

頂上付近に近づくと、更に木道が...
迷うリスクはないという意味では安心の印。


ゆっくり登っていたら、
結局、3時間程で檜洞丸山頂に到着

 

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時間はもう12:00近く。
体力回復も兼ねて、ここでお昼にしました。

風が吹く中でお湯を沸かしチキンラーメンを食します。
約40分の滞在時間。

誰も来る気配は、無し。

 

まあ、すぐ先には青ヶ岳山荘という小屋もあるので安心。
少し入りづらい感じの小屋でしたが...

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こちらはスルーして、
1日目の目的地である蛭ヶ岳へ向かいます。

 

檜洞丸 ~ 蛭ヶ岳

 

いざ出発!

と、高揚した気持ちを迎えてくれたのが、
また、注意喚起の看板。

丹沢は木道と注意喚起が好きなようです...

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肝心の電話番号が消えていますが...

これも注意喚起の一種か。
頼れるものは己のみ。

 

ただ、
"登りと降りの連続"は嘘ではなく、
その先に待っていたのは最高の稜線!


ではなく、約350mの下り坂

 

山頂から神ノ川乗越まで一気に下ります。
身体的ではなく精神的疲労が蓄積...

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せっかく稼いだ標高を、
一瞬で吐き出したところで、
ここから再度登っていきます。


これは確かに初心者向けではないかも。

 

蛭ヶ岳まで、あと2.6km。 

急登は続く...
しかも、午後からは風も強くなってくるし、
曇ってくるし、孤独な旅路でした。

 

道中は白ヶ岳のピークを踏み、軽く休憩。
まだまだ遠くに見える蛭ヶ岳。
それでも、周りの風景はだいぶ良くなってきました。

 

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それにしても、ここ最近は
1,000m程の登りしか経験していなかったせいか、
檜洞丸~蛭ヶ岳の登りは本当にキツかった...


檜洞丸の時点ですでに1,000m登っていたので、
下ってからの累計500mの登りに心が折れそうでした。

しかも、白ヶ岳-蛭ヶ岳の急登は尋常でなく...



超スローペースになりながら、
15:30にようやく蛭ヶ岳に登頂

 

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無事に、念願の
丹沢最高峰の蛭ヶ岳に登ることができました!

同時に神奈川県最高峰に到着。

 

山荘のチェックイン推奨が16:00までだったので、
それまでに辿り着けて良かった。

 

蛭ヶ岳山荘でクリスマスを満喫?!

 

蛭ヶ岳の山頂は広く、
山荘もすぐ傍に建っていました。

お昼過ぎだというのに、
曇り空で薄暗い雰囲気。

なお、宿泊者用の玄関口は写真左手に回ったところにあります。

 

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何はともあれチェックイン。

小屋番のおじさんに館内の説明を受けて無事に完了。

宿泊費は
1泊2食付きで8,000円

 

先客は、ご夫婦1組のみ。

宿泊部屋も大部屋に5名のみのようで、
グループの間に仕切りもあって安心。

荷物も広げられるのでとても快適でした。

 

疲れを癒しがてら、
自炊室でコーヒーを淹れて落ち着きます。

 

食事は5:30だったので、
外に出て写真を撮ったり、
山小屋定番の漫画「岳」を読んでのんびり。

 

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ここで一つ問題が。

もう2名の予約客が来ず。

小屋番さんの話では外国人らしい。
大倉発らしく、何かあれば途中の小屋から連絡があるのではと。

 

17:15頃になり辺りも暗くなり始め、
先にご飯を食べることに。

夕ご飯はカレーライス
おかずとご飯はおかわり自由

タンパク質の補給がてら、大豆をたくさん食べました。

 

カレーはレトルトなのに、
山小屋で食べるカレーの美味しいこと!

 

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食べ始めた瞬間に食欲倍増

あまり山ではお酒は飲まない派ですが、
この日はビールも飲んで大満足の夕食でした。

 

そして、残りの2名は来なそうだねと話していたところ、
窓の向こうから光が...

 

携帯電話のライトを頼りに到着。
時間はもう18:00
完全に遭難のお時間。

大倉を9:30には出たとのこと。
ちょっとかかり過ぎな気はしますが、
それにしても無事に着いて良かった...

 

中国とオーストリアの2人組でした。

日本酒を持ってきたからと、
食後にはみんなでお酒を片手に団欒。

小屋番さんがキャンドルも灯してくれて、
予想外のクリスマスの雰囲気


そういえば、写真を良く見ると、
帽子もしっかりサンタしてました。

 

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就寝時間の21時を過ぎて、
この日はお開き。

 

星空は望めなかったものの、
東京の夜景がとても綺麗でした。

 

こんなにも近くに山があるんだなと、
上からの景色を見て気付きます。

自分の家のあの光の中のどこかにあるはず。

 

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明日は丹沢山、そして塔ノ岳への縦走。

こちらも楽しみ。

 

意外と眠気が訪れず、
強風に小屋が鳴る音を効きながら、ようやく眠りにつきました。 

 

 

【登山記】2020年の締めくくりは丹沢主脈を縦走!①西丹沢VC ~ 蛭ヶ岳

 

*続きはこちら。

tools4mountains.hatenablog.com

【山道具】2020年、今年買って良かった山道具ベスト5

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早くも、2020年も終わりに近づいてきました。


山道具をテーマにしているブログなので、
定番の記事にはなりますが、
今年買って良かった山道具ベスト5
を紹介したいと思います。


比較的、年度の後半に購入したものが多い結果となりました。
印象に残りやすいという意味でのバイアスはありそう。

そこのところはご容赦ください...

  

① ifyouhave "hug"


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ベスト1はこちら。

バックパックの
ifyouhave/hugです。

「ifyouhave?hug?」という方も
中にはいらっしゃるかもしれません。


あまり知名度は高くない印象。
実際、山の中で他のユーザに出会ったことも
今の所はありません。

 

ただ、このバックパック、非常に良いです。

軽量でありながらも快適な背負い心地。
名前の通り、バックパックが背中に抱きつくような感覚

 

購入してからというもの、
ほとんどの山行に、このバックパックを使っています。

 

西穂高岳でのテント泊でも使いましたが、
テント泊装備でも対応可能。

 

非常にシンプルで、
かつ、純正のドリンクホルダーなどの
カスタマイズの幅もあります。

 

バックパックは相性が大切ですが、
個人的には非常に使いやすいです。

重要性や使用頻度を考えても、
今年のベスト1はやはりこれかなと思います。

tools4mountains.hatenablog.com

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②Leofoto /  LS-225C+LH-25


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登山においては必須の道具ではないものの、
2番目に挙げたいのがこちら。

Leofotoのカメラ用三脚
LS-225C+雲台LH-25のセット。

 

とにかく軽い。

 

三脚ってこんなに軽かったんだと驚くばかり。

そして、それだけではなく、
圧倒的な質感の良さ

所有欲を同時に満たしてくれます。

 

これまでカメラは持っていっても、
「三脚までは...」というのが正直な気持ちでしたが、
この三脚を買って以来、その障壁が綺麗に取り払われました。

 

タイムラプス撮影や夜間の撮影など、
撮影の幅も広がり、とても満足の高い買い物でした。

 

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③Nrit チューブナインクール_EL


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今年の登山を語るにも
避けては通れないのが、新型コロナウイルス

 

山小屋の閉鎖や、
コロナ禍の登山マナーなど議論がありました。

 

マスク着用が世の中の常識になった今、
登山中にマスクを着けるのか?

 

人によってその答えは様々かなと思います。

実際、着けている人もいれば着けていない人もいます。

 

自分の中ではマスクを着けるのは苦しいので、
すれ違う時だけかなとは思っていましたが、
そんな時に出会ったのがこのアイテム。

 

Nritのチューブナインクール_EL

 

登山中に着けていても、とても快適。

また冷感タイプなので、触感も気持ち良い。

 

耳掛けもあるので、
少し呼吸を楽にしたい時には、
顎までさっと下ろすことも可能。

 

今では必須アイテムの一つになりました。

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④North Face / マウンテンショット1


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今年の一番大きな買い物だったかもしれません。
ついに、ソロテントを購入しました。

 

悩み抜いた末に選んだのは、
North Face/マウンテンショット1です。

 

まだ、西穂高岳でのテント泊にしか使っていませんが、
使用感はすこぶる良好。

 

とにかく、
ソロテントの狭さをストレスにしない工夫が素晴らしい。

特に頭上の空間が広く、
横幅に対してとても広く感じます。

 

サイドのポケットだけでなく、
頭上にもポケットがあったりと、
痒いところに手が届く仕様。

 

もちろん、とても軽量で、
更にはグラウンドシートまでついてくるのだから、
大変お買い得だと思います。

 

これまでは山小屋泊が多かったですが、
テント泊欲を一気に高めてくれた商品です。

 

tools4mountains.hatenablog.com

 

⑤山と道/Light Merino Long Sleeve T-Shirt

 

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最後はこちら。

愛用しているブランドでもある山と道の商品。
Light Merino Long Sleeve T-Shirtです。


ようやく満足できるインナーに出会えたという感じ。

 

メリノウール100%なので、
暑そうというイメージがありましたが、
この商品は薄手なのでインナーにぴったり。

 

見た目もT-Shirtという名前の通り、
アンダーウェアではなくTシャツ。

これ1枚で幅広い気候に対応できそう。

 

実際に数回使ってみて、
使い勝手も非常に良いです。

 

汗をしっかり吸い取ってくれて、
そしてすぐに乾燥する。

 

秋〜冬のインナーとしてはこれに決まり

あとは来年のグリーンシーズンでどうか。
こちらは来年試したいと思います。

tools4mountains.hatenablog.com

 

最後に:来年度のテーマ

 

今年もたくさんの買い物をしましたが、
来年度もまだまだ山道具の探求は続きそう...

 

特に、来年度は軽量化をテーマに、
すでに持っている道具の置き換えも見据えて、
道具を探していきたいです。

 

自分の中でこれくらいの重さが限界かな、
という感覚は掴めてきたので、
それに合わせて日帰りや縦走といったスタイルに合わせて、最適な道具の組み合わせを見つけられたらと思います。

 

今年は新型コロナウイルスのおかげで、
大変な一年でした。

登山のスタイルにも大きな影響がありました。
完全に収まるとは思えないこの状況。

適応していくしかない。

そして、そのために道具を工夫する。
そういった思いで、引き続きブログを続けていきたいと思います。

 

 

 

【山道具】今年買って良かった山道具ベスト5【2020年】

【カメラ】SIGMA fp x 登山の理想のレンズ / Leica Vario-Elmar-TL 18-56mm f3.5-5.6 ASPH.

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SIGMA fpに合うレンズを求めて

 
主に登山で使っているミラーレスカメラ
SIGMA fp


その軽量・コンパクトなボディに惹かれ、
昨年末に購入しました。

 

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撮れる写真は期待通り。

ただ、問題はレンズ
特に登山との相性が良いレンズ選びに悩みました。

 

キットレンズの45mm F2.8 DG DN
コンパクトでとても魅力的。

しかし、登山での使い勝手を考えると、
ズームレンズがやはり欲しい...


そんな思いから追加購入したのが同じくSIGMA製の
24-70mm F2.8 DG DN

www.sigma-global.com

 

写りは確かに良く、
フルサイズ専用設計という点にも納得。

 

ただし、大きな問題点が...

 

それは、大きくて重いということ

SIGMA fpの重量が370gに対し、
レンズだけで835gもあります...

 

重いが故に、
Peak DesignのCaptureを使って
ザックのハーネスに下向きに装着していると、
自重でレンズが繰り出してくることも…
(ロックボタンはあるものの)

 

ここ数回の登山に携行した結果、
このレンズはハードな登山向きではないと判断。

 

改めて目的に応じた
使い勝手と重量のバランス
が重要だと認識したのでした。

 

SIGMA fpだからこそ可能な選択肢



そして、

様々な選択肢を検討した結果、辿り着いたのが、
Leica Vario-Elmar-TL 18-56mm f3.5-5.6 ASPH.

jp.leica-camera.com



名前からわかる通り、
このレンズはSIGMA製ではなく、
Leica製のレンズ


Leica/SIGMA/Panasonicの3社は
Lマウントという共通マウントを採用しており、
レンズには互換性があります。

 

l-mount.com

 

そこで、目を付けたのがLeicaのレンズ。
SIGMA fpならではの選択肢でした。

 

Leica Vario-Elmar-TL 18-56mm f3.5-5.6 ASPH.


こちらが購入したレンズ。
中古で状態が良さそうなものを購入しました。

専用のフードも付属します。
数字のフォントがかわいいです。

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一つデメリットを挙げるならば、
このVario-Elmar-TL 18-56mm f3.5-5.6は、
APS-C用のレンズで、フルサイズのカメラに装着しても、
APS-Cのサイズでしか撮影できません。

= SIGMA fpの画質をフルに活かせない
ということになります。

 

ただ、その点を除けば、
登山用としては理想的なレンズです。

小さなレンズですが、
Leicaの凄みを感じさせてくれます。


どのくらい小さいかは
スペック比較を見ると一目瞭然。 

 

Leica
18-56mm
f3.5-5.6

SIGMA
24-70mm
f2.8

SIGMA
45mm
f2.8

焦点距離 27-84mm
*35mm換算
24-70mm 45mm
全長 60mm 123mm 46mm
重量 256g 835g 215g

備考

APS-C用 フルサイズ用 フルサイズ用

 

注目すべきは、その重量。

Leica 18-56mmの重量は256gで、
SIGMA 24-70mmの1/3以下

また、全長も僅か60mm。

 

実際に2つのレンズを並べてみると、
その違いが目立ちます。
 

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同じくらいの焦点距離でもこんなに違うのかと、
驚くほどのサイズ感。

 

SIGMA fpに装着してみました

 

続いて、
SIGMA fpに装着してみました。

カメラに装着しても変わらず、小さいです

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金属の質感もとてもマッチしています。

また、フードを付けた姿も思った以上に
SIGMA fpにフィットしているという印象。

 

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作例の紹介

 

あとは、実際に撮れる画が大事

というわけで、
用事があって都内に出かけた際に、
散歩がてら試し撮りしてみました。


撮影はすべて
SIGMA fpの
カラーモードの
ティールアンドオレンジで撮影。

 

SDIM0764

SDIM0756


スナップ感覚で撮りましたが、
細部までよく解像できている
というのが第一印象。

暗部の階調も滑らかで気持ち良いです。

 

SDIM0755

SDIM0768


ボケについては、
f3.5なので限界はありますが、
ボケ味自体は癖がなく綺麗です。

 

SDIM0761

SDIM0763


また、人工物のラインも綺麗に捉えていて、
非常に締まりのある写真になっています。
広角時の歪みもほとんどなく
安心して使えそう。 

 

このレンズは、元々
LeicaTLの標準ズームとして開発されただけあり、
流石の安定感。

 

軽さは正義

 
街歩きをしてみて、
その軽さに改めて驚きました。


これであれば、ハードな山行でも、
不安なく持ち出せそうです。

 

不満点としては、
最短距離が30cmであるという点。

クローズアップしての撮影は苦手なので、
このあたりは別のレンズで補う必要がありそう。

 

ただ、基本的には何を撮ってもOKな
万能なレンズと言えそう。

 

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このレンズを付けてみて、
SIGMA fpを初めて手にした時の、
軽くて小さい!
という感動を久しぶりに思い出しました。

 

気軽に撮影できるので、
シャッターチャンスを逃すことなく、
撮影枚数が増えそうな予感...

 

 

しばらくは、このレンズで
登山x撮影を楽しみたいと思います。

 

 

【カメラ】SIGMA fp x 登山用のおすすめレンズ / Leica Vario-Elmar-TL 18-56mm f3.5-5.6 ASPH.

【雑記】はてなブログの画像埋め込みに"flickr"を導入しました。

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陣馬山〜高尾山の記事から反映済ですが、
はてなブログ内の画像埋め込みに
"flickr"を導入することにしました。

 

今回は、はてなブログにおける、
flickrの使い方とメリットを紹介します。

 

flickrとは?

 

flickrは有名なサービスなので、
改めて説明するまでもないですが、
写真のオンライン共有サービスです。

www.flickr.com

 

単純にストレージとしても使えるし、
その他にもアルバムを作ったり、
それをオンラインで共有することもできます。

 

気になるのは保存容量ですが、
無料アカウントの場合は枚数制限がありますが、
1,000枚まで保存ができるようです。


1,000枚あれば数年は大丈夫そう。


サービスの画面に関しては、
非常に洗練されており、とても見やすいです。

 

画像のアップロードも簡単。
画面右上にあるクラウドのボタンを押して、
アップロードしたい画像を選択するだけです。

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なお、言語は英語のみなので、
英語が苦手な方は少し使いづらいかもしれないです。

 

はてなブログでの使い方

 

こちらも使い方はいたって簡単。


まずは、編集サイドバーで
"flickr貼り付け"をONにします。

すると、サイドバーにflickrボタンが現れ、
flickrに保存した画像が呼び出しできるようになります。

 

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呼び出しの際は、
flickrのアカウント名を入力。

flickrの登録には本名とニックネームに該当する
スクリーンネームの登録が必要ですが、
後者が該当します。


あとは、
いつものように記事内に貼り付けるだけです。

とても簡単。

 

flickrを使うメリット


はてなブログ内には、
もともと"写真を投稿"ボタンがあります。


これまでずっとこちらを使っていました。

 

では、何故flickrに切り替えるかと言うと、
いくつかの理由があります。 

・オリジナル画質で投稿できる
・著作権管理ができる
・EXIF情報を表示できる
・動画も静止画と同様に投稿できる

 

オリジナル画質で投稿できる


これが一番大きな理由。


はてなブログでの画像投稿は、
"はてなフォトライフ"というサービスを経由しますが、
アップロード時に画像が圧縮されてしまいます

正確には、設定を変えれば、
オリジナルサイズでのアップロードも可能ですが、
10MBという制限があります。


この点、flickrは1枚あたりの容量制限はないため、
オリジナル画質での保存ができ、
そのままブログ内で掲載可能です。

 

著作権管理ができる


マウスポインタを画像の上に載せると一目瞭然ですが、
flickrを経由することで著作権表示ができます。


ブログ自体が著作権を主張できるとしても、
"All rigts reserved"の表記を
画像ごとに載せられると安心ですね。

 

EXIF情報を表示できる 


こちらはどちらかというと付加価値。

画像をクリックすると、
flickrのサイトで表示されますが、
こちらでは写真に関する詳細情報である、
EXIF情報が掲載できます。

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上記のように、

・使用カメラ
・F値
・シャッタースピード
・焦点距離

などが表示されます。
また、手作業になりますが位置情報も付加可能。

 

もちろん、載せたくない場合は、
flickr側の設定でOFFにすることも可能です。

 

動画も静止画と同様に投稿できる


この点も大きな理由の一つ。

はてなブログのストレスの一つは、
動画が気軽に貼り付けられないことでした。


それが、flickrを使うことで、
静止画と同じ感覚で、
記事内に動画を貼り付けることが可能です。

 

このメリットだけでも、
flickrを使う価値はあると思います。

 

綺麗な写真は、綺麗に載せたい

 

写真好きとしては、
誰しもが頷いてくれるかと思います。


また、昨今は動画撮影にも凝り始めたので、
このタイミングでflickrを導入したのは良かったと思います。

 

あとは、良い写真を撮るだけ...

それが一番難しい...

 

というわけで、
今回はflickrの紹介でした。

 

 

【雑記】はてなブログの画像埋め込みに"flickr"を導入しました!

【登山記】日帰りで楽しめるロングトレイル / 陣馬山〜高尾山縦走記 2020.12.4

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今回も前回の大山に続き、
電車&バスで行ける登山シリーズ。


長い距離を歩きたいという思いから、
ロングトレイルを楽しんできました。


つい先日、高尾山に登ったばかりですが、
その高尾山に続く道、
陣馬山〜高尾山の縦走記です。

 

登るのではなく、"歩く"という楽しみ方

 

最近は近郊での登山が主なこともあり、
高い山に登るというよりも、
山を歩くことを楽しみにしています。


標高が高くない山でも、
良いルートはたくさんあり、
いつもとは違った楽しさ、充実感があります。

 

少し肌寒い季節ですが、
山の上でお湯を沸かしてご飯を食べたり、
コーヒーを飲むのは至福の時間。

 

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山頂を目指すのではなく、
ハイキングのように長く続く道を歩くこと。

このような道はたくさんあって、中には数日、あるいは数週間をかけて歩く道もあり、このような道はロングトレイルと呼ばれています。

国内にも信越トレイルのようなルートがありますが、海外にも著名なトレイルがたくさんあり、

・ジョン・ミューア・トレイル(米国)
・ミルフォード・トラック(NZ)

といったトレイルが代表的。


どちらも、いつか歩いてみたい道。

 

そんなロングトレイルですが、
日帰りで体験できるトレイルが身近にあります。

それが今回紹介する陣馬山〜高尾山のルートです。 

 

 

今回のルート

 

陣馬山〜高尾山の縦走ルートは、
とても人気のあるトレイル。

陣馬山山頂からは、
登り下りもそこまでないこともあり、
トレイルランニングにも人気。

距離にして約20kmの道になります。

 

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縦走の起点となる、
陣馬山の登山口はいくつかありますが、
今回は高尾駅よりバスで『陣馬高原下』まで移動し、『陣馬山 新ハイキングコース』を辿りました。

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バスは始発便で、

  • 6:18 高尾山駅北口
  • 6:54 陣馬高原下

という便です。料金は570円。
 

新ハイキングコースで陣馬山山頂へ


この日は平日ということもあり、
バスの乗車人数も少なく、
終点の陣馬高原下で降りたのは自分も入れて3名

全員が登山客でした。

バス停横にトイレもあるので安心。
準備を整えたら出発。


バス停から歩くこと、10分。
新ハイキングコースの入口が現れます。

名前とは似つかわしくない、
味のある看板が目印。

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看板の下に貼り付けてる注意書きの通り、
このコースですが、
橋の崩落があり通行止めになっています。

*2020.12.4時点


ただ、実際の状況が気になったので、
橋のところまで進んでみることに。


入り口からは4-5分で橋に到着。
確かに、橋の途中が崩れてが開いていました。

 

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橋は渡るべからず。

ただ、川の水量が多くなく、
すぐ脇から渡渉することができたので、
今日は渡渉の上、ハイキングコースを進むことに。

 

 


ここから先の登山道には崩落などはなく、
通行に支障はありませんでした。

 
朝7時の山は静かで、
静謐な雰囲気に包まれていました。

とても贅沢な時間。

 

山頂までは1時間強

誰とも会うこともなく、山頂までの時間を楽しみました。

 

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陣馬山山頂にて、ついにご対面

 

あまりにもゆっくり登り過ぎていて、
気が付けば、時刻はもう8時過ぎ


歩き始めは薄暗かったものの、
樹林帯を抜けると広がる青空。

山頂直下にはいくつか道がある中、
おそらくは最短ルートで進んでいくと、
あの、例の、
有名な像の後ろ姿が見えてきました。

そして、8:22 陣馬山山頂に到着

 

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後ろ姿が見えたのは白馬のモニュメント
よくWEBやYAMAPで見かけるお馬さん。


これまで陣馬山に登ろうと思ったことがなかったので、
ようやくの出会いとなりました。

 

山頂にはお茶屋さんが数軒ありますが、
この日は平日で時間も早かったので閉店中。

360度の景色を堪能し、
まだまだ先は長いということで進みます。

 

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明王峠を経由して景信山へ

 

次の目的地は景信山
陣馬山からは2時間ほどの行程。

陣馬山からは稜線歩きで、
楽しさのみが存在する道のりでした。

写真撮影が弾み過ぎて、
多くの登山客に抜かれました...


景信山まではそれなりに距離がありますが、
途中で明王峠という休憩スポットもあり、
こちらにもお茶屋さんがあります。

この日は閉店していましたが、
明王峠の雰囲気は落ち着いていて、すごく好きな雰囲気。


また、休日に遊びに来たいな...

山の中で食すけんちん汁は絶品なはず。

 

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味わいのあるメニュー看板にお別れを告げ、
向かうは景信山。

景信山までは、まだ3km


道中には堂所山という山もあり、
少し迂回して山頂を経由することも可能。


巻道もあるので、
体力と相談しながら歩くことができます。

今回は堂所山を経由してみました。

そして、
陣馬山を経って、約2時間で景信山に到着

 

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景信山で早めの昼食休憩

 

景信山まで来ると、
山頂は多くの人で賑わっていました。

トレイルランニングの人も姿もちらほら。

たくさんベンチがあるのが嬉しいですね。

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最近話題のコミックの看板があると思ったら、
どうやら登場人物の一人の出身地が、
この景信山だそうで...


こんなところにまで...
という思いを抱きながらも気を取り直し、
少しお腹も空いてきたので、こちらで早めのお昼休憩。


お昼ご飯はカップヌードルの肉出汁うどん
全集中で食します(影響力)。


うどんの出汁の味が身体に染み渡る...
これは登山のお昼として正解


景信山の山頂からは、
都心方面が一望できたり、
高尾山方面には相模湖の姿も見ることが。

しばし写真撮影や動画撮影を楽しんだら、
最終目的地の高尾山に向かって出発。

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小仏城山でコーヒーブレイク 


このまま高尾山まで歩くつもりでしたが、
景信山を出発して約50分。

人工物が見えてきたなと思うと、
小仏城山に到着。

 

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こちらは、そう、
中央道の渋滞の名所でもある、
小仏トンネルの真上にある山です。


いつも渋滞でお世話になっている身としては、
不思議と感慨深いものがあります。

 

まだ時間に余裕があったのと、
広々としていて気持ちの良い場所だったので、
コーヒーブレイクにすることに。


謎のモニュメントもあり、
独特の魅力がある山でした。

 

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高尾山にてロングトレイル完結


のんびりし過ぎたせいで、
時間はもう13時前

平日なので夕方の通勤ラッシュには巻き込まれたくない...


いよいよ、このロングトレイルの終着地、
高尾山を目指します。

 

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小仏城山から高尾山は
4-50分の行程。

こちらも変わらず快適な道で、
歩いていて、とても楽しいです。

 

道中の紅葉もまだまだ綺麗で、
空の青空とのコントラストが美しいです。


そして、高尾山の少し手前にはお茶屋さんが。
こちらは細田屋さん。

この旅で初めて、
営業中のお茶屋さんに出会うことができました。
こちらも雰囲気が素敵なお店でした。

高尾山に登った際には少し足を伸ばして、
こちらに訪れるのも良さそうです。

細田屋さんを過ぎると、
目の前に最後の登り階段が現れ、
そこを登り切ると、ついに、高尾山山頂です。

 

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山歩きも楽しいと再認識

 

山頂からは高尾山口までの下り。

高尾山は平日にも関わらず、
人気の山でした。

 

下山は4号路
吊り橋があることで有名な路。

無事に14:41に高尾山口に到着。

 

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時間にして約7時間半
歩いた距離は20km超

なかなかのトレイルになりました。

 

稜線歩きがメインなこともあり、
とても楽しい時間。

今回は途中のお茶屋さんが閉まっていたので、
次回は開いている時を狙って再訪したいです。

 

都心から近く、
アクセスが容易な点も魅力。

おすすめできるルートです。

 

高い山を登るのも楽しいけれど、
ひたすらに歩く山も楽しい。

そんな気付きのあった一日でした。

 

 

【登山記】日帰りで楽しめるロングトレイル / 陣馬山〜高尾山縦走記 2020.12.4

【カメラ】登山欲を駆り立てる、ポケットサイズのジンバル内蔵カメラ "DJI Pocket2"

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登山中の風景はついつい写真を撮りたくなってしまうもの。

iPhoneでも十分に綺麗な写真は撮れますが、
更に綺麗な、印象的な写真を撮るためにも、
カメラは登山の必須アイテム

優先度はとても高いです。


どのカメラを持っていき、
どのレンズを持っていくのか、
それを考えるだけでも十分に楽しいものですが、
最近は持っていくカメラが1台増えました

 

もう1台のカメラを持っていく理由は、
動画を撮りたいから。

 

動画だから表現できること


景色を収めるのには何よりも写真が一番

登山中に撮影するのも楽しいですが、
帰宅してPCで思い出を振り返るのも好きな時間。

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ただ、色々な山に登るにつれ、
登山の楽しさは写真だけでは伝わり切らない
と思うようになりました。

特に上記のような登攀中の様子etc.

 

やはり、登るという行為は登山の醍醐味


この動きを残したいという思いが強くなり、
動画も積極的に撮影するようになりました。

 

動画専用機を購入する理由


手始めにiPhoneで撮影。


iPhoneの動画機能も十分に素晴らしいのですが、
不満点もいくつか出てきます。

  • バッテリーの消耗が激しい
  • 手振れ補正が効かない
  • 動画撮影時に構えづらい


iPhoneも優秀で、
静止画撮影時は手振れ補正が効きますが、
動画撮影の揺れとなると別の話。

また、単純に持ちづらい(撮影しづらい)という問題も。

バッテリーについても、
登山中はGPSの地図アプリを使っているので、
バッテリー消費は極力抑えたいのが正直なところ。

 

このような不満点を解消するには、
やはり専用機が必要

 

そして、前々から良い評判を聞いていた、
DJI Pocket2を購入しました

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DJI Pocket2の特徴

 

DJI Pocket2は、
"2"の数字が付いている通り第2世代

初号機は"DJI OSMO Pocket"という名前だったので、
少し改名されています。

www.dji.com

 

最大の特徴は、
そのコンパクトなボディの中に、
ジンバル機能を備えていることです。 

 

"ジンバル機能"とは、
簡単に言うと手振れ補正機能

それも3軸方向の手振れ補正機能。

内部にモーター付きのジンバルが搭載されており、
上下左右に加えて前後への揺れに対しても、
滑らかな動画撮影を可能にしています。

 

加えて、使い分けが可能な追尾機能も搭載。
まさにプロが撮影してるような動画を撮ることができます。

 

他にも色々と役に立つ機能を備えていますが、
この手振れ補正と追尾機能だけでも買う価値あり。 

 

DJI Pocket2 CREATOR COMBOの紹介

 
DJI Pocket2には2種類のパッケージがあり、
購入したのはCREATOR COMBO

本体に加えて、
オプション品が充実しているパッケージです。

価格は少し高めの¥64,800

amzn.to
 

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パッケージは2層構造。 

開封すると、まずは本体とアタッチメント類
本体にはケースも付属しているので安心。

 

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そして、下の層には
CREATOR COMBOのキットなど

CREATOR COMBOに特有の同梱物は、

  • マイクロ三脚
  • 広角レンズ
  • ワイヤレスマイク トランスミッター
  • ワイヤレスマイク ウィンドスクリーン
  • Do-It-Allハンドル

の5点。

 

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通常版の価格が¥49,800なので、
CREATOR COMBOとの価格差は¥15,000

別で購入すると、
Do-It-Allハンドルだけでも¥11,000するので、
十分お買い得な価格設定かなと思います。

 

もう1点、
通常版と違うのが充電ケーブル。

ワイヤレストランスミッターも同時充電できるように、
二股の充電ケーブルが付いていました。

地味によく考えられているなと感心。

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DJI OSMO Pocketとの比較

 

次に初号機である、
OSMO Pocketからの進化点を見てみます。 

名前

DJI
Pocket2

DJI
OSMO Pocket

センサー

1/1.7インチ
CMOS

1/2.3インチ
CMOS

画角
(35mm換算)
20mm 26mm
重量 117g 116g
ISO 100~6400 100~3200


細かい違いはたくさんありますが、
普通に使う分には上記のスペックが一番大きな違い。


特に、画角が広くなったのは重要なポイント。


OSMO Pocketは風景を撮るには画角が狭かったので、
この進化は嬉しいポイント。
更にCREATOR COMBOに同梱されている
広角レンズを付けると、より広く撮ることもできます。

 

また、センサーサイズが大きくなったことで、
画質が上がったことに加え、
暗所での撮影にも強くなりました。

 

 

そして!

 

こちらも大事なのが、
DJI Pocket2に標準付属のジョグダイヤル

カメラの方向を
上下左右に好きなように操作することができます。
 

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OSMO Pocketの場合は、
オプション品だったものが標準品に格上げ

更に、これまでは上下と左右で切り替えが必要だったのが、
DJI Pocket2では切り替え無しで操作できるようになりました。

 

このジョグダイヤル採用も、
DJI Pocket2を選ぶ大きな理由になるはず。

 

SIGMA fpとの2台体制で山へ!

 

DJI Pecket2は本当に小さいので、
サコッシュに入れて気軽に持ち運べます。

これからは

  • 静止画はSIGMA fp
  • 動画はDJI Pocket2

の2台体制で登山を楽しみたいと思います。

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こうして見ると、
SIGAM fpもやっぱり小さい...

 



【カメラ】登山欲を駆り立てる、ポケットサイズのジンバル内蔵カメラ "DJI Pocket2"