ここ数回のエントリーでも紹介している山道具。最近購入した道具はもちろん今回の天狗岳で使ってきました。
早速ですが、忘れないうちに、実際の体験談をベースにレビューしたいと思います!
さて、購入した山道具は購入時の期待に応えてくれたのかどうか...
バーグハウス(Berghaus) / "Glove Liner"
【満足度:★★★★★】
今回の天狗岳で、期待に一番応えてくれた道具はこれ。
バーグハウス(berghaus)のインナーグローブ "Glove Liner"
流石に1月だけあって、登山口の渋の湯の時点ですでに気温は氷点下(-5℃)でしたが、黒百合ヒュッテまでの行程はこの"Glove Liner"だけで乗り切ることができました。
流石に最後の方は手が冷えてきたので、アウターグローブを付けるか迷いましたが、薄手のインナーグローブとしては保温性は○
そして!
ブログでもすでに紹介したように、この"Glove Liner"のもう一つの良さは、スマホ操作対応であること。
このグローブだけで行動できたことで、スマホでの写真撮影や、一緒に持っていった一眼レフでの撮影も快適に行うことができました♪
雪山では寒さとカメラの両立が大問題。
そんな中、期待以上に活躍してくれたのが、この"Glove Liner"でした。
ファイントラック(finetrack) / "スキンメッシュソックス"
【満足度:★★★★★】
このファイントラックのスキンメッシュソックスは購入した好日山荘の店員さんのイチオシ商品。
イチオシだけあって、大満足の性能でした。
夏山もそうですが、冬山も登山靴は保温材が入っているので、山小屋に着いた時や、下山した時に靴を脱ぐと、流石に靴下が汗で湿っていることがほとんどでした。
それが、今回の天狗岳の初日、黒百合ヒュッテに着いた際、登山靴を脱いでも足は文字通り「サラサラ」。今までにない快適感♪
靴下の重ね着は初めてだったので、逆に足が圧迫されてしまったら嫌だなと思っていましたが、このソックスは薄手でほとんどかさばらないので、普段使っているソックスをそのまま重ね着してOK。
これは「絶対買い」の商品です。
モンベル(mont-bell) / サーモコンパス
【満足度:★★★★☆】
そして、次は地味に今回活躍した道具。モンベルのサーモコンパス。温度計です。
このサーモコンパスの良さはやはり小型軽量でリング付きというところ。今回はサコッシュに付けてみました。
他の季節ではあまり気にすることのない「気温」。
これが雪山に入るとやたらと気になってしまうから不思議。
氷点下だろうともウェアリングをしっかりしていると意外と寒さを感じないので、「一体何度だろう?」と温度感覚がよくわからなくなってくるから?
このサーモコンパスは小型だけあって1℃単位で正確に気温を知るのは難しいです。
ただ、山小屋には大体温度計が玄関前に設置されていて正確な気温はわかるので、行動中はこのサーモコンパスでざっくりと気温を把握するといった使い分けができました。
歩いていると意外と寒くなくても、ペットボトルの水が当たり前のように凍っていたり、「一体何度だろう?」と思うことが多々あったので、このサーモコンパス、買っておいてよかったです。
山と道 / yamatomichi sacoche
【満足度:★★★☆☆】
最後に反省点があった道具を紹介。
お気に入りの山と道のサコッシュ "yamatomichi sacoche"です。
サコッシュとしての使い勝手はすでにレビューした通りで満足しています。前回使ったのは日帰りでの鍋割山〜塔ノ岳で非常に快適でした。
ただ、前回は「日帰り」で今回は「泊まり」。
状況が変わったことで意外なところで不満に感じるところがありました。
まず、黒百合ヒュッテに到着して、休憩中も身近に置いて使っていましたが、このサコッシュはポケットがオープンタイプなこともあり、小さなジップロックに入れていたナッツが気付いたら無くなっていました...
完全に自分の不注意ですが、行動中であれば身体にくっつけるように装着しているので中身が落ちることはないですが、山小屋で身体から離して置く時は中身が出ないように気を付ける必要がありそうです。
また、もう一点、不満に思ったのは、就寝時。
黒百合ヒュッテでは宿泊スペースにザックは持っていけないので、サコッシュとスタッフバッグを布団まで持っていきましたが、このサコッシュはいわゆる「シャカシャカ」する素材を使っています。
大部屋で大勢寝ている人がいる中、明け方にサコッシュの中を探るのは少し申し訳なかったです。
サコッシュの本来の役割である行動中の使い勝手は今でも満足していますが、宿泊などの他の状況では、使い勝手に少し不満が出てきそうです。
現場で使うことがやっぱり大事!
というわけで、今回は改めて良さを感じた道具、反省点があった道具を紹介しました。
実際に雪山で使ってみると、色々感じることもありました。
また今月はどこかに登る予定なので、実体験レビューは今後も続けていきたいと思います。
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