「そういえば、このくらいの時期に、丹沢の方で見頃の花があるという話を聞いたな...ロウバイでもなく...」と、花の名前をまったく思い出せずに、YAMAPなどで調べて見つけたのが『ミツマタ』。
3月下旬〜4月上旬に見頃を迎える花のようです。枝が3つに分かれて伸びていくのがその名の由来。
今年は暖冬のせいか、3月中旬頃から見頃だったようで、3連休の初日に丹沢湖の側にある「ミツバ岳」に登ってきました。なお、ミツバ岳という名前は通称で、正式名称は「大出山」だそう。
ミツバ岳へのアクセス(車)
公共交通機関を使うのであれば新松田駅よりバスで西丹沢ビジターセンター行きのバスがあるようです。ミツバ岳を経由して周回するのであれば、バスを使った方が良さそう。
今回はピストンでも良いかなと思っていたので、車で向かいました。
東名高速の大井松田から50分ほど。駐車場は丹沢湖畔にいくつかありますが、釣りの方や写真撮影の方も多く訪れるスポットらしく、駐車場はほぼ満車。登山口を過ぎて500-600mほどの所になんとか停めたという感じ。路駐車も多数。
連休の初日、9:00の時点でそうだったので、それ以降の到着だとかなり厳しいかも?
今回は本気の撮影体制!カメラ2台持ち。
今回は写真撮影が一番の目的なので、ザックにはPeak Designのカメラホルスター「Capture」を付けてSIGMAfpを装着。
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そして、先日の武尊山でのHasselbrad使いのお姉さんに刺激されて、久々にHasselbrad 500C/Mを出動さました。あまりにも久々だったので、前夜にはインターネットを見ながらフィルムを装填。露出計の使い方もおさらい(笑)。
それにしても、ファインダーを覗くだけで惚れてしまうのがHasselbrad。この感動はいつ使ってもそう。こんなカメラは他にはないなと思います。
ハイキング気分でスタートするも...
さて、登山口の看板も可愛らいいミツバ岳。湖畔の道の脇にある小さな目印。
ここからスタート。すっかり春らしい天気で気分良く登り始めます。
このミツバ岳。標高は834.5mで登りにして約500mほど。ただ、距離的には短いので、傾斜はなかなかのもの。どちらかと言えば急な登りが淡々と続いていきます。しばらくは杉林の中をひたすら登っていきます。
最初のミツマタ発見!
200m程登っていくと、上の方に黄色い花が!どうやらこれがミツマタのよう。登山者がみんな写真をしきりに撮っているところからも、人気が伺えます。先週末の時点で見頃という情報で、少し心配していたものの、この連休もまだまだ見頃の様子。どうやら、すぐに散るような花ではなさそう。
花びらの根元の方は白く、花の自重で開くと地面の方が向くよう。なので、下から見上げると黄色く、上から見下げると白い。登りと下で見える景色が変わるのも面白いです。それにしても鮮やかな黄色は、森の緑色、空の青色ともコントラストが際立ってとても綺麗。
ミツマタ以外も興味深いミツバ岳
このミツバ岳、なかなか興味深いのがその植生。日本の多くの山のように杉が植林されていますが、その境界線が綺麗に山中にあり、ある地点からスッパリと切ったかのように杉が無くなります。
なので、最初の方は森林浴気分。途中からは落葉樹ばかりになるので、日差しの中をハイキング気分と、何気にバラエティに富んだ山でした。
そして、しばらく登っていくと向こうの方に黄色い花の群生が見えてきたら、そこがミツバ岳の山頂。無事に山頂到着。
山頂は写真撮影大会
連休ということもあり、山頂には続々と登山客が。山頂にはミツマタが所狭しと群生していてあちらこちらで撮影大会。
もちろん自分もひたすらをあちらこちらとで写真を撮ります。
この日は雲ひとつない快晴。白く雪化粧を纏った富士山も見えて、大満足。
山頂は比較的スペースも広いので、写真を撮ったら、おにぎりを食べて、コーヒーを飲んでまったり。若干風が強い日だったものの、北風だったので南側の斜面で風を避けて、日向ぼっこ。
山にいた時間のうち、ほぼ半分が山頂という、本当にハイキングな山行でした。下りは斜面が急なので、ゆっくりと降りて、無事に下山。
都心からも近く、ミツマタの花もとても綺麗だったので、またいつか訪れたい山です。
今回の行程
- 日付:2020年3月20日(金・祝)
- 交通手段:自家用車
- 9:00:駐車場着
- 9:15:登山口
- 10:13:ミツバ岳山頂
- 11:54:下山開始
- 12:48:登山口着
#036|満開のミツマタを撮りにミツバ岳へ