今回はオススメの映画の紹介。
Amazon primeで発見した "Blutch" というドキュメンタリー映画。
あらすじ&レビュー
51分の美しい映像と共に語られる
タジキスタンからインドまでの旅の追憶。
山に登っては、パラグライダーでヒマラヤの上空を飛び、また登っては飛び続ける。
全編フランス語で字幕無し、というところが良いです。
単語では端々に聞き取ることはでき、
上空で、何か高尚なことを言うのかと思いきや
「楽しい!ビール飲みたーい!」
と叫ぶ姿には、こちらも楽しくなってくる。
うん、ビールは飲みたい。
そう、旅に言葉はすっかり関係ない。
考えてみれば、これまで自分が経験した旅も、同じ。
言葉は通じなくてもコミュニケーションは可能で、誰とでも、笑い合える。
言葉の不自由さは、時に自由を生み出す。
だから、この映画には英語や日本語の字幕は必要ない。
そしてインドの ダラムサラ に入っていくというルートも、
チベット文化が好きな自分にとっては琴線に触れます。
そして、ネパール。
ポカラ上空から見えるヒマラヤの姿。
それが、7,000m級の山々ばかり。圧巻の美しさ。
それにしても、映像を見る限りでは、訪れる土地の人々の表情がとても美しい。穏やかで優しく、とりわけ、その目が透き通っていて、とても綺麗。
なんだか、コロナ渦においてストレスを無意識に溜めてしまっているような気はしていたものの、その凝り固まった意識の束縛がほぐれたような気持ち。
フランス語なので、最初はとっつきにくいかもしれませんが、とにかく言葉は関係なくて、映像がひたすらに美しいので、本当にオススメの映画です。
#049|ヒマラヤ山脈の風景を堪能できる映画 "Blutch"