夏休みは初日に芦ノ湖へキャンプ。
あとはのんびりしていたものの、
夏休み明けの月曜日に八ヶ岳に登ってきました。
編笠山は前々から登ってみたいなと思っていた山で、
今回は "やまとりにっき"のふみかーさんオススメの、
西岳〜編笠山の周回コースを登ってきました。
安定の八ヶ岳ブルーと青々とした緑に癒され、
富士山を始めアルプスの山々を一望できる展望と、
とても楽しい山行でした。
- 今回のコース&アクセス
- トイレ問題?
- 登山口から不動清水まで
- 不動清水〜西岳直下まで
- まずは西岳に登頂
- 青年小屋へと続く、平和な世界。
- 立ちはだかる編笠山のガレ場
- 編笠山の360度の展望を堪能
- 下山の午後は真夏の様相
- 今回の西岳〜編笠山の感想
今回のコース&アクセス
今回のコースはこちら。
ルートしては先に西岳に登り、
ぐるっと編笠山に登ってから下山。
ちなみに、標高は
西岳が2,398m、編笠山は2,523m。
奥には権現岳。そして、その先には赤岳も。
ちょっとした縦走になりますが、
西岳と編笠山の間には山小屋もあるので、
安心して歩けるルート。
また、駐車場のある "富士見高原スキー場" は、
小淵沢ICからも近く、道路が綺麗に整備されており、
アクセスがとても快適なのも嬉しいところ。
トイレ問題?
この日は平日ということもあり高速道路の快適。
7:10くらいに駐車場に到着。閑散としていました。
準備を済ませていざ出発ですが、
この富士見高原スキー場、自分が見た所、
登山者用のトイレがなさそう でした。
ただ、登山口ゲートの近くに工事現場があり、
そこで 仮設トイレが一般解放されていた のでとても助かりました。
SWATECさんに感謝。
道中にも出てきますが、土石流災害で崩れた道の補修などもしているようで、この仮設トイレはまだしばらく設置されているかもしれません。
が、いずれにせよ要注意。
なお、西岳方面であれば不動清水にトイレがあったので、
こちらを使うことも可能。
登山口から不動清水まで
工事現場の先にあるゲートを通過して少し進むと、
いつもの登山口の看板が登場。
登山届を出していない人はここで提出を。
自分の場合、YAMAPという登山アプリを使っていますが、なんと
YAMAPで登山計画を作成すると自動的に登山届にもなる!
ということで、今回はオンラインで初めて登山届を提出しました。
*対応は現時点では長野県のみ
詳しくはこちら↓
登山口からはしばらくは林道と、
工事の影響で設定された迂回路などを通ります。
気持ちの良い林道歩き。
朝早い時間ということもあり気温も快適。
しばらく歩くと、不動清水に到着。
整備されたスペースでハイキングにも良さそう。
"ハイキング概念図"なるものがあり、
不動清水から西岳は160分という表示。
更に、その先にある青年小屋まで50分、
そして編笠山まで30分。トータルで240分。
余裕を持った時間の記載とは想像するものの、
休憩もそこそこに出発。
湧き水は冷たくて美味しいので、
空ボトルを持ってきてここで給水も良さそう。
最後の写真の左手奥に見える道が西岳への登山道。
ここからが本格的な登山の始まり。
不動清水〜西岳直下まで
ここからは、緩やかな傾斜の登山道。
久しぶりの身体には程良い具合。
八ヶ岳らしい緑色。
鬱蒼と茂る とはこのこと。
静かな山に響くのは熊鈴のチリンという音のみ。
少しだけ寂しさもありつつ、自然を満喫していることに満足感も頂きつつ。
そして、自分のペースで歩きつつ、
今回は写真もいつもより少しだけ丁寧に撮影。
動画撮影も始めてみたので、時間を見つけてきちんと編集したい。
それにしても、撮りたくなる景色。空気感と、色と。
見切れていても、伝わるメッセージ。
植物を大切に。
確かに受け取りました。
まずは西岳に登頂
少しずつ急になる登山道。
それでも、コースタイムよりは十分に余裕があり、
心身共に気持ち良く登り続けます。
この少しずつ急になってくる感じが絶妙。
身体も合わせて徐々に登りに慣れてくるので、
いつもより疲れが溜まらない気がします。
そして、木々の隙間に青空が見えてくる頃、
急に視界が開けて登場してきたのは、
ゴロゴロの岩場。
そして、足元には高山植物が綺麗に咲いていました。
この岩場の時点で展望もかなり良かったものの、
ここはグッと我慢して、先へ先へ。
そして、そこから5分くらいで、
無事に西岳山頂に登頂。
隣には編笠山の重厚な存在感。
そして、奥には富士山のシルエット。
また、今回の登山には新しいザックをデビュー。
ifyouhaveというブランドのhugというザック。
先日、ようやく在庫が入荷されていたので、思い切って購入。こちらは別途レビュー予定。
せっかくなので、山頂の標識と撮ってみました。
ちなみに、使用感はとても良好。
「身体に抱きつく(hug)」
というコンセプト通り、
身体に吸着するようにピッタリ背負うことができ、
とても快適。
西岳山頂では、展望を楽しみ、
動画撮影もトライしながらのんびり過ごしました。
30分ほどゆっくりしたら、
次は編笠山方面へ向かいます。
青年小屋へと続く、平和な世界。
編笠山の少し手前に位置する青年小屋までは、
コースタイムで50分程。
稜線伝いの森の中を歩くので、
一箇所だけ崩れた沢のトラバースがありますが、
ほとんど平坦なので楽しすぎる平和な世界。
なお、その沢の側に湧き水があり、水分補給可能。
こんなところで補給できるなんて、このルート、
何から何まで快適。
沢を渡ると、小屋までは森の中を進むのみ。
写真を撮るために何度も立ち止まってしまったり、
引き返してしまったり。
光の具合といい、まさに登山日和。
木々がとても高く、
まっすぐ伸びる白い幹が印象的でした。
先に進み、辺りが少しだけ明るくなってきたら、
もうすぐで、青年小屋に到着。
立ちはだかる編笠山のガレ場
青年小屋は広々としたテン場が特徴。
ここからは編笠山はもちろんのこと、
更に奥にある権現岳にも繋がる道があり、特に週末は賑わうよう。
今度はテント泊で訪れたいと思いながら、
今回は、軽く休憩したら、早速、編笠山の山頂へ。
ただ、この編笠山。
西岳から見えていた姿とは違い、
足元に広がるガレ場の荒々しさよ...
見た目以上に大きい岩がゴロゴロしていて、
隙間も大きいので、比較的危ないと言えば危ない。
トレッキングポールもしまって、慎重に登ります。
近そうで遠い山頂。
振り返れば青年小屋。
小屋前の岩場に干されている布団が、のどか。
そして奥に見える山々。右奥が権現岳。
左手前に見えるのがギボシ。
ガレ場を無事に抜けたらすぐかと思いきや、
意外と続く急な登り道。
少し疲れが出てきた頃、ついに編傘山山頂に到着。
編笠山の360度の展望を堪能
まずは、山頂で記念の1枚。
この日は山頂には7-8名がいるくらいで、
各々が思い思いにくつろいでいました。
360度の展望とはこのことで、
八ヶ岳方面はもちろん、南アルプス〜中央アルプス、
遠くには北アルプスまで。もちろん富士山も。
山頂でライムラプスを撮影しつつ、
お昼休憩にカップラーメンを食べ、のんびり。
時間は幸いまだ13:00くらいだったので、
ゆっくり景色を堪能できました。
2,500mという高さは景色を楽しむには十分で、
また、山頂が開けているのでどの方向を見ても絶景。
編笠山、来てよかった。
山頂で1時間ほど楽しんだら、下山開始。
下山の午後は真夏の様相
山頂からの下山は相変わらずのガレ場からスタート。
岩が大きいので落石の心配はほぼないものの、
自分が落ちてしまわないように要注意。
振り返れば、険しくも見える編傘山の山頂。
それにしても下り始めると、本当に早くて、
すぐに山頂は見えなくなってしまいました。
ここからは約2時間で無事に下山。
午後になったことに加え、標高を下げていくので、
とにかく暑い...
十分に水は用意していたつもりでも、
駐車場に着く頃にはすっかりボトルは空。
やはり真夏の登山。
今回の西岳〜編笠山の感想
率直に言って、ここまで楽しい山だとは。
登山道も綺麗に整備されていて、
登るという行為自体がとても楽しいと思える山。
そして、展望の素晴らしさ。
西岳から編笠山と2つのピークを周回できるので、
ちょっとした縦走気分も味わえるので充実。
八ヶ岳はそれぞれ魅力的な山があるものの、
この先の権現岳も登ってみたいし、
また少し涼しい時に再訪したいです。
参考:コースタイム
日時:2020年8月17日(月)
- 7:22 登山口
- 9:38~10:09 西岳山頂
- 10:53 青年小屋
- 11:02~12:17 編笠山山頂
- 14:14 登山口
#056| 久しぶりの八ヶ岳は西岳〜編笠山を周回