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【登山記】2020年の締めくくりは丹沢主脈を縦走!②蛭ヶ岳 ~ 大倉

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師走の丹沢縦走記

2日目は蛭ヶ岳を出発し、
丹沢山~塔ノ岳と経由して、
終着地の大倉バス停へと向かいます。

 

初日の西丹沢VC~蛭ヶ岳の記録はこちら。

tools4mountains.hatenablog.com

 

蛭ヶ岳山荘のクリスマスは続く

 

山小屋の朝食は早いもの。
蛭ヶ岳山荘も例に漏れず、5:30が朝食時間

ご飯とお味噌汁にお惣菜。

普段はたくさん食べる方ではないものの、
エネルギー補充のため、しっかり食べます。

 

そして、食後には、
まさかのクリスマスケーキが登場。

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例の外国人のカップルが、
持ってきたケーキをお裾分けしてくれました。

小屋番さんを入れて6人で美味しく食べました。

 

予想外にケーキも食べて、
クリスマスを完璧に堪能しました。

むしろ、例年以上かも...笑。

 

食べ終わった頃が、ちょうど日の出の時間。
急いで外に出て撮影タイム。

なんだかんだと忙しい朝。

 

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風も穏やかで、
ほとんど寒さを感じることもなく、
とても気持ちの良い朝。

 

良い一日になりそう!

 

いざ、丹沢山へ!

 

外国人カップルは先に出発ということで、
みんなでお見送り。

夜の成田発の飛行機に乗るとかで、
とてもタイトなスケジュール。

何故、蛭ヶ岳まで来たのか...

 

このあたり、日本人と感覚が違いそうですが、
聞くところによると蛭ヶ岳が二人にとって記念の場所だそう。

まあ、遭難寸前だったけどね...

 

こちらは、これから丹沢山に向けて出発。
時間にして7:20。

百名山にも選ばれている丹沢山。
そういえば、百名山を登るのは、かなり久しぶりかも。

 

丹沢山までは3.3kmの歩行距離。

稜線歩きがメインで登り降りは少な目で、
最高の山歩きでした。

右手にはずっと富士山の姿。
やはり、冬の朝は清々しい。

 

ただ、富士山が雪を纏っていないのが気になりました...
まるで夏山みたい。


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丹沢山への道中は、
数人の登山客とすれ違いました。

西丹沢と違って、人気の度合いが伺えます。

 

朝も早く、時間はたっぷりあるので、
のんびりと歩いて、
9:00に丹沢山に登頂。

百名山だけあって、標識まで豪華のような...

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山頂に建つ立派な建物はミヤマ山荘。

食事が豪華との噂です。

大倉スタートで、
ここに泊まって西丹沢に抜けるのも良いかも。

 

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程良い山歩き。
少し休憩をしてから塔ノ岳へと出発。

気温は7℃くらい。
登山日和の天候。

 

丹沢山〜塔ノ岳

 

塔ノ岳の姿は、
檜洞丸山頂からも見えていて、
ようやくその姿が大きくなってきました。

山頂の尊仏山荘の姿もしっかり見えています。

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道中の案内標識には、
丹沢主脈線の文字が。

ちょっとだけテンションが上がります。

主脈を歩くって良い響きだ...

 

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丹沢山を出発し、
1時間程で塔ノ岳に到着。

見慣れている塔ノ岳の山頂。

でも、今回はいつもと違い、反対側からの登頂。
少しだけ誇らしく感じます。

 

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尊仏山荘の向こう側には、
歩いてきた道のりと、蛭ヶ岳の姿。

あんなところから歩いて来たんだなと、
不思議な感覚。


塔ノ岳は相変わらず賑わっていて、
いつもの丹沢の風景でした。

写真撮影がてら行動食でエネルギー補給。

ちょうど、蛭ヶ岳山荘で一緒だったご夫婦も到着。
少しだけ会話をしてお別れ。

 

 

山頂は遮るものがないので、
風が冷たかった...

標識脇にかかっている温度計を見ると、
1℃の表示。

そりゃ寒いわけだ...

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タイムラプス撮影が終わるのをジッと我慢して、
このまま大倉に降りることにします。

これで、丹沢の素晴らしい風景とはお別れ。

 

塔ノ岳~大倉

 

この道は、もはや説明不要。
表尾根、通称"バカ尾根"をひたすら下ります。

 

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そういえば、
昔はこの尾根を下る際、
よく膝を痛めていた記憶。

ここ数年、しっかりトレーニングをして、
定期的に山に登っているせいか、気づけば、
膝が痛むことがなくなっていました。

 

よく歩く道だからこそ気付くこと。

 

知らないところで成長しているのかも。
いや、成長していると信じたい。

 

2日間の山歩きの名残を楽しむように下山します。

 

そして、綺麗なアスファルトの道に到着。
ついに大倉の登山口。

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そのままバス停へとゴールイン。

 

山の神様が頑張りを讃えてくれたのか、
すぐにバスが来てくれたので、
そのまま帰路に着くことができました。

 

最後まで快適な楽しい山行となりました。

 

 

丹沢縦走は充実感たっぷりの最高のコースでした

 

丹沢と言うと、
比較的初心者向けのコースのイメージがありますが、
その奥には最高の縦走路が広がっていました。

 

特に、西丹沢は山深く、
登山客も少ないため、登山を満喫できます。

 

蛭ヶ岳への道は険しくハードですが、
そこから連なる稜線は、
丹沢にこんなところがあったのか!
と驚くばかりの素敵な景色。

 

富士山も見え、
一方では都心の街並みも見え、
北アルプスとは違った素晴らしい景色でした。

 

日帰りとなるとハードルは高くなりますが、
ぜひ1泊2日でオススメしたいコース。

 

まだまだ知らない場所が身近なところにもあるのだなと、
知ることができた時間でした。

 

これにて、2020年の登り納め。

 

今年を無事に過ごせたことを感謝して、
また来年も楽しみたいと思います!

 

 

読んでくださった方、ありがとうございました!

 

 

 

【登山記】2020年の締めくくりは丹沢主脈を縦走!②蛭ヶ岳 ~ 大倉