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【登山記】手軽に登れる3,000mの山、仙丈ヶ岳へ。

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久しぶりの投稿は、
南アルプスの仙丈ヶ岳に登ってきた記録です。

バスを使って北沢峠まで。

そこから手軽に登れる3,000m級の山です。
別名『南アルプスの女王』とも呼ばれています。

 

登山記録

日時:2023年7月22日(土)
天気:晴れ/曇り
移動:車

行程:

・6:00 北沢峠発
・8:10 小仙丈ヶ岳
・9:10 仙丈ヶ岳
・10:20 仙丈ヶ岳 発
・11:13 馬の背ヒュッテ
・12:44 北沢峠

タイム:5:50(休憩含まず)
歩いた距離:10.9km
累積標高:1,308m


【仙丈ヶ岳のオススメ度】

満足度 低い  ○  ○  ○  ○    高い
景観 悪い  ○  ○  ○  ○   良い
体力度 低い  ○  ○  ○  ●    高い
難易度 低い  ○  ○    ●  ○  高い
アクセス 悪い  ○  ○        良い

 

仙丈ヶ岳を周回(北沢峠より) / Satsさんの大仙丈ヶ岳仙丈ヶ岳小仙丈ヶ岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ

 

登山口へのアクセス


個人的に南アルプスはアクセスが悪い山が多いイメージ。

今回の登山口は北沢峠。

北沢峠まではマイカー乗り入れは不可なので、
仙流荘からバスに乗る必要があります。

この仙流荘までがだいぶ遠い...

東京方面からだと諏訪湖から西へ回り込む必要があるので、
北アプルスに行くのと同じくらいの距離感。

 

この日は深夜発。
23:00頃に神奈川発で、現地には2:30頃に到着しました。

 

バス乗り場の暗黙のルール


始発のバスは5:30。

このバス停には暗黙のルールがあり、
荷物を置いて待機列を確保することが大切。

 

そして、気を付けることは
待機列が2つあるということ。


1つ目はチケット売り場で、
2つ目はバス乗車の列。

なので、その2つにそれぞれ場所確保が必要です。

駐車場は仙流荘の少し先にあるため、
この日は駐車場に向かう前に先に荷物をデポしました。

2:30の時点で、
大体50番目くらいの順番でした。

その後は車中で仮眠タイム。

チケット売り場は4:30くらいにオープンらしいので、
その頃に待機列に戻りました。


なお、チケット売り場は現金に加え、
カードなどのキャッシュレスにも対応しているようです。

バスは片道1,370円。
荷物の持ち込み代金込みのお値段。


始発の定刻は5:30でしたが、
5:00過ぎには乗車が始まり、結局5:10くらいに乗車。
ちなみに、3台目くらいのバスに乗れました。
8台程バスがあったので、200人くらいまではスムーズに乗れそう。

北沢峠より小仙丈ヶ岳経由で山頂を目指す


45分ほどで北沢峠に到着。

この時点で1,800mくらいの高度なので、
1,200m程の登りで仙丈ヶ岳。

まさに、気軽に登れる3,000m。

北沢峠からは甲斐駒ヶ岳へのルートもあり、
峠に宿泊して2つとも登ることも可能。

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仙丈ヶ岳へは周回ルートがあり、
時計回りで途中、小仙丈ヶ岳を経由するルートで登ります。

前半は樹林帯。

下界はこの日も灼熱のところ、
山の中は快適な温度。

15℃くらいだったのでTシャツで気持ちの良いくらいでした。

 

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あちら側には甲斐駒ヶ岳の姿。
他にも鋸岳の険しい山容を見ることもでき、
南アルプスを単横できるルートです。

そこまで急登という勾配ではなく、
全体的に登りやすいコース。

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2,864mの小仙丈ヶ岳で小休止。

奥に見えるのが本日の目標の仙丈ヶ岳。
背後の甲斐駒ヶ岳方面から雲が迫ってきていたので、
少しだけ急いで先へと向かいます。

 

仙丈ヶ岳登頂、そしてついでの大仙丈ヶ岳


仙丈ヶ岳まではここから約1時間。

展望も開けてくるので、
とても気持ちの良い登山でした。

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コースタイムより早く、
順調に進み、9:10に仙丈ヶ岳山頂に到着。

3,033mということで、
3,000mを超える山は久しぶり。

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ここからはついでに奥に見える大仙丈ヶ岳へ。

ほとんど行く人のない山で、
仙丈ヶ岳からは片道10-15分程で到着します。

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100mくらいの登り返しがあるので、
帰りは少し疲れます。

ここから一気に下山なので、
脚に余裕がある人向けかもしれないです。

なお、大仙丈ヶ岳から見る仙丈ヶ岳の姿はこちら。

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南アルプスの女王感はなく、
どちらかというと荒々しい姿。

違った一面が見られたという意味では貴重な一枚。

 

下山ルートはなかなかのガレ場


この日は馬の背ヒュッテから、
そのまま周回ルートに突入しましたが、
このルートはなかなかのガレ場だらけ。

ひたすらに沢沿いを下るルートでした。

道も不安定な箇所が多く、
数回転んでしまうこと間違い無しなので、
個人的には馬の背ヒュッテから登り道に戻るのがおすすめ。


かなり脚にも負担が大きかったので、
事前リサーチが甘かったことを反省。

また増水時は通らない方が良いです。

 

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疲労も溜まっていたので、
注意しつつ無事に北沢峠に到着。

バスが13:10ということだったのでかなり急いだのですが、
どうやら人が揃い次第臨時便が出るらしいので、
マイペースで下山して大丈夫そう。

バス停前のこもれび山荘にて、
ソフトクリームを食べて終了。

 

 

1,300程の登り下りの割には、
下山時のガレ場のせいもあり、割と疲れました。

下山すると駐車場は灼熱。

しっかり温泉で汗を流して無事に帰宅しました。