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【カメラ】SIGMA fp x 登山の理想のレンズ / Leica Vario-Elmar-TL 18-56mm f3.5-5.6 ASPH.

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SIGMA fpに合うレンズを求めて

 
主に登山で使っているミラーレスカメラ
SIGMA fp


その軽量・コンパクトなボディに惹かれ、
昨年末に購入しました。

 

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撮れる写真は期待通り。

ただ、問題はレンズ
特に登山との相性が良いレンズ選びに悩みました。

 

キットレンズの45mm F2.8 DG DN
コンパクトでとても魅力的。

しかし、登山での使い勝手を考えると、
ズームレンズがやはり欲しい...


そんな思いから追加購入したのが同じくSIGMA製の
24-70mm F2.8 DG DN

www.sigma-global.com

 

写りは確かに良く、
フルサイズ専用設計という点にも納得。

 

ただし、大きな問題点が...

 

それは、大きくて重いということ

SIGMA fpの重量が370gに対し、
レンズだけで835gもあります...

 

重いが故に、
Peak DesignのCaptureを使って
ザックのハーネスに下向きに装着していると、
自重でレンズが繰り出してくることも…
(ロックボタンはあるものの)

 

ここ数回の登山に携行した結果、
このレンズはハードな登山向きではないと判断。

 

改めて目的に応じた
使い勝手と重量のバランス
が重要だと認識したのでした。

 

SIGMA fpだからこそ可能な選択肢



そして、

様々な選択肢を検討した結果、辿り着いたのが、
Leica Vario-Elmar-TL 18-56mm f3.5-5.6 ASPH.

jp.leica-camera.com



名前からわかる通り、
このレンズはSIGMA製ではなく、
Leica製のレンズ


Leica/SIGMA/Panasonicの3社は
Lマウントという共通マウントを採用しており、
レンズには互換性があります。

 

l-mount.com

 

そこで、目を付けたのがLeicaのレンズ。
SIGMA fpならではの選択肢でした。

 

Leica Vario-Elmar-TL 18-56mm f3.5-5.6 ASPH.


こちらが購入したレンズ。
中古で状態が良さそうなものを購入しました。

専用のフードも付属します。
数字のフォントがかわいいです。

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一つデメリットを挙げるならば、
このVario-Elmar-TL 18-56mm f3.5-5.6は、
APS-C用のレンズで、フルサイズのカメラに装着しても、
APS-Cのサイズでしか撮影できません。

= SIGMA fpの画質をフルに活かせない
ということになります。

 

ただ、その点を除けば、
登山用としては理想的なレンズです。

小さなレンズですが、
Leicaの凄みを感じさせてくれます。


どのくらい小さいかは
スペック比較を見ると一目瞭然。 

 

Leica
18-56mm
f3.5-5.6

SIGMA
24-70mm
f2.8

SIGMA
45mm
f2.8

焦点距離 27-84mm
*35mm換算
24-70mm 45mm
全長 60mm 123mm 46mm
重量 256g 835g 215g

備考

APS-C用 フルサイズ用 フルサイズ用

 

注目すべきは、その重量。

Leica 18-56mmの重量は256gで、
SIGMA 24-70mmの1/3以下

また、全長も僅か60mm。

 

実際に2つのレンズを並べてみると、
その違いが目立ちます。
 

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同じくらいの焦点距離でもこんなに違うのかと、
驚くほどのサイズ感。

 

SIGMA fpに装着してみました

 

続いて、
SIGMA fpに装着してみました。

カメラに装着しても変わらず、小さいです

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金属の質感もとてもマッチしています。

また、フードを付けた姿も思った以上に
SIGMA fpにフィットしているという印象。

 

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作例の紹介

 

あとは、実際に撮れる画が大事

というわけで、
用事があって都内に出かけた際に、
散歩がてら試し撮りしてみました。


撮影はすべて
SIGMA fpの
カラーモードの
ティールアンドオレンジで撮影。

 

SDIM0764

SDIM0756


スナップ感覚で撮りましたが、
細部までよく解像できている
というのが第一印象。

暗部の階調も滑らかで気持ち良いです。

 

SDIM0755

SDIM0768


ボケについては、
f3.5なので限界はありますが、
ボケ味自体は癖がなく綺麗です。

 

SDIM0761

SDIM0763


また、人工物のラインも綺麗に捉えていて、
非常に締まりのある写真になっています。
広角時の歪みもほとんどなく
安心して使えそう。 

 

このレンズは、元々
LeicaTLの標準ズームとして開発されただけあり、
流石の安定感。

 

軽さは正義

 
街歩きをしてみて、
その軽さに改めて驚きました。


これであれば、ハードな山行でも、
不安なく持ち出せそうです。

 

不満点としては、
最短距離が30cmであるという点。

クローズアップしての撮影は苦手なので、
このあたりは別のレンズで補う必要がありそう。

 

ただ、基本的には何を撮ってもOKな
万能なレンズと言えそう。

 

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このレンズを付けてみて、
SIGMA fpを初めて手にした時の、
軽くて小さい!
という感動を久しぶりに思い出しました。

 

気軽に撮影できるので、
シャッターチャンスを逃すことなく、
撮影枚数が増えそうな予感...

 

 

しばらくは、このレンズで
登山x撮影を楽しみたいと思います。

 

 

【カメラ】SIGMA fp x 登山用のおすすめレンズ / Leica Vario-Elmar-TL 18-56mm f3.5-5.6 ASPH.