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【登山記】残雪期の金峰山へ【雪山】

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少し前ですが、
今シーズン最後の雪山を堪能しに、
金峰山へ登ってきました。

 

2年前の初夏に登ったルート。

 

前回はグリーンシーズンでしたが、
やはり同じ山でも雪山だと違った表情があり、
とても楽しい一日でした。

 

登山記録

日時:2022年3月12日(土)
天気:晴れ
移動:車

行程:
・7:32 瑞牆山荘
・8:06 富士見平小屋
・8:56 大日小屋
・10:09 砂払ノ頭
・10:47-11:30 金峰山
・11:54 砂払ノ頭
・12:38 大日小屋
・13:06 富士見平小屋(小休憩)
・13:45 瑞牆山荘

タイム:6:13
歩いた距離:10.7km
累積標高:1,205m


【金峰山(瑞牆山荘より)のオススメ度】

満足度 低い  ○  ○  ○  ○    高い
景観 悪い  ○  ○  ○  ○   良い
体力度 低い  ○  ○  ○  ●  ○  高い
難易度 低い  ○  ○    ○  ○  高い
アクセス 悪い  ○  ○    ○    良い

 

出発は瑞牆山荘


今回は車で登山口の瑞牆山荘へ。

スタッドレスを履いていないので、
事前に凍結情報を入念にチェック済。

道中、2箇所ほど凍結箇所はあったものの、
問題なく到着。

 

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残雪期ということもあり、
駐車場は20台程。


なお、
瑞牆山荘のトイレは冬季使用禁止でした。

道中にある富士見平小屋のトイレは使えるので、
そちらまで我慢。

 

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登山口がわかりづらく、
いつも一瞬見失います。

看板も程よく色褪せています。

 

瑞牆山荘〜富士見平小屋


富士見平までは50分のコースタイム。

冬山を登るような人であれば、
おそらく30分強で到着できるはず。

 

気温は3℃くらい。

見ての通り、登山道は凍結箇所もあり、
雪もまだまだ残っていましたが、
まずは、アイゼンは付けずに出発。


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最初の登りを終えると現れるのは、
100名山にも数えられる瑞牆山

この出迎えてくれる雰囲気が、
このルートの最初の見どころ。

少し休憩をしたら再出発。


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ほどなくして、富士見平小屋に到着。

小屋は営業していないので、
とてもひっそりとした雰囲気。

いかにも雪山。

 

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前に夫婦が歩いていたので、
少し距離を保つためにも、小屋で休憩。

せっかくなので、
一人っきりの山を楽しみたい欲。

 

金峰山をひたすらに目指す


ここからは、
ひたすらに金峰山を目指します。

雪のはところどころにある程度。

まだアイゼン無しでも問題ないかと、
そのまま登っていきます。


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ほとんど人がいないこともあり、
期待通り、静かな山を堪能できました。


雪のおかげで、
あたりは真と静まり返っていて、
聞こえるのは自分の歩く音のみ。


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富士見平小屋から40分ほどで、
大日小屋に到着。


大日小屋はいつものように、
人影はなく...

少し怖いくらい...

少しだけ低地に位置するこの小屋。
なんだか不気味。


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そろそろ雪深くなってきたので、
アイゼンを装着。

今日は冬靴ではないため、
夏靴にも装着可能なモンベルの10本爪アイゼン。


この辺りから登りもキツくなるので、
アイゼンを付けてちょうど良かったです。


YAMAPの記録を見ると、
チェーンスパイクで登頂した記録もありましたが、
やはりアイゼン必須かなと。

 

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登り以上に、
比較的距離を歩くこのルート。

歩きやすいといえばそうですが、
なかなか長いと感じてしまう...


次のチェックポイントの、
砂払ノ頭までは1時間強。


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ここからは一気に展望も開けるので、
だいぶ元気になること間違い無し。

そして、
同時に日差しも強くなるので、
サングラスも必須。

稜線歩きから金峰山の山頂へ


いつ見ても、
素晴らしいこの稜線。

奥に見える大きな岩が五丈岩


まだ距離はあるので、
急ぐことなく時間を楽しみます。


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少し歩くと...

上の景色がそのままズームされます。


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そして、
五丈岩は大きい...

頭の中のイメージより、
いつも大きく感じるのが、この五丈岩。


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五丈岩のところまで登り切れば、
そこは金峰山山頂

比較的平坦で、
あまり山頂感がないのが特徴。


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山頂は日当たりが良いので、
雪は少なものの、
標識は程良く埋もれていました。

山頂から見る五丈岩はやはり不思議。


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一応、登ろうと思えば登れるみたいですが、
ソロなので万が一のことを考えて止めておきます。


少し早いですが、お昼休憩。


登山用に購入していた、
"高たんぱく&低糖質"のカップラーメン。

考えてみると低糖質は欲していないので、
登山には向いてないかも?


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味はさっぱりとしていて、
スープも薄めで飲み切りやすく、良かったかも。


食後には、
たまにはの自撮り。

 

下記は10秒タイマーに、
ちょっと間に合わなかった図。

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下山路も長く感じる金峰山...


40分ほどの休憩で下山。

 

装備は、今回もripaのバックパックでした。

フルジップタイプなので、
雪の侵入を防ぐという意味でも、
雪山にも相性が良いなと感じました。


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五丈岩にお別れをして下山。

まだまだ登ってくる人もちらほら見かけました。


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下山路のこの景色もまた良し。

まあ、登り返しもあるので、
そこそこ脚には効きますが...

 

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黄砂なのか、花粉なのか、
ガスっていますが、
南アルプスを正面に降りていきます。


順調に歩ければ、
下りは1時間半ほどで
富士見平小屋に戻って来れるはず。


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時間に余裕があったので、
富士見平小屋にて、
残ったサーモスのお湯でコーヒーを。

 

調子に乗ってアイゼンは外しました。

が、下りの凍結箇所でスリップ

やはり、下りこそ、アイゼンは大事だなと痛感。
反省。


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登山口近くまで来ると、
雪が溶けてきて、ぬかるみ状態。


無事に瑞牆山荘まで到着したら、
道端の雪で靴とアイゼンを綺麗にして完了。

 

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というわけで、
往復で6時間強の山行でした。

気温も程良く、
終始快適な登山でした。

 

 

ところで、
帰り道の途中にある集落で大きな火事を目撃。

帰宅してニュースを見ると、
10軒以上が燃えてしまったとのこと...

 

冬は乾燥するので、
火事にも要注意だなと思った一日でした...

 

 

【登山記】残雪期の金峰山へ【雪山】