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【撮影機材】軽量コンパクトなトラベル三脚 Leofoto LS-225C+LH-25 を購入!

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写真の通り、
三脚を買いました!

10月頭にテント泊での山行を予定していて、
せっかくなので写真もしっかり撮ってみようかなと。

 

色々と検討した結果選んだのが、
Leofoto LS225C という三脚。
雲台のLH-25とのセット品を購入しました。

 

色々なレビューの評価は高かったので
期待はしていましたが、実際に届いてみると、
予想以上に良い商品でした。

まだデビューは先ですが、
今回はこちらの三脚の紹介です。

 

 

Lefotoって?


三脚メーカーというと、

  • Slik
  • Velbon
  • Manfrotto

あたりが代表的なイメージ。

そんな中で購入したのはLeofotoというメーカー。
初めて聞く名前で調べてみると...

Leofotoは中国のメーカーで、設立は2014年。
まだまだ新しい会社。
ただ、それ以前より三脚のOEM供給をしており、
三脚製造に関しては10年以上の歴史があるようです。

日本では下記の代理店が販売。

 

widetrade.jp

 

アルミの削り出しのパーツを多様し
精巧なモノづくりが高い評価を受けている会社。

そして、何よりも注目すべきは
コスパの高さ

代表的なメーカーの同等の三脚は
¥50,000~ といった価格帯のところ、
今回購入した商品はAmazonで¥32,980でした。

 

*どうやら在庫数で価格変動があり、
今見たら少しだけ価格が上がっていました... 

 

パッケージからも感じるこだわり


届いた商品はこちら。まずはパッケージ。

黒の外箱はお金をかけている証拠。
パッケージも手を抜いておらず好感度が高いです。

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裏面には
 "10 YEAR WARRANTY"
の表記。 

メーカー保証で10年というのは凄い。

三脚は悪条件で使うことも多いので、
10年もあれば壊れることは十分あり得る話。

どこまで保証してくれるかはあるものの、
メーカーとしての姿勢には拍手。

 

ケースもしっかり付属します


そして、箱から取り出すと、
商品が... と思いきや、出てきたのはケース

これは嬉しい誤算でした。
ケースは無いと思い込んでいたので、
これはありがたい。

 

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生地もしっかりしており、
ストラップも付いているので持ち運びも容易。

ますます際立つコスパの高さ...

 

"センターポール無し"という割り切り

 
ケースから取り出した内容物はこちら。
サイドポケットには、センターポールと備品が収納。
*今回はセンターポール付きのセットを購入しています。

重量はセンターポール無しで、
実測で0.94kgでした。

体感としてもとても軽いなという印象。

 

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購入したLS-225CはRangerというシリーズ。
Rangerシリーズの特徴は、
センターポールが省かれているということ。

センターポールが無いことで、
畳んだ際にコンパクト
になるのがメリット。

写真にあるようにセンターポールは
あくまでオプションという扱いで、
基本的にはセンターポールレスのデザイン

センターポールは便利ではあるものの、
その点を割り切ったのは、新しいメーカーならでは。
とても良いと思います。

実際のところ、
脚を最大に伸ばした際の高さはそれなりにあるので、
あまりストレスは無いように思います。

試しに脚を伸ばした状態はこちら。

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三脚の伸縮は5段階調整
高さのイメージとしては、
電気のスイッチの位置が参考になるかと。

目線の高さまではいかないものの、
操作するには十分に快適な高さ。

高さがどうしても足りない場合は、
オプションのセンターポールを取り付けます。

 

センターポールの取り付け方


オプションのセンターポールは、
取り付けには少しだけ手間がかかります。

雲台をいったん取り外し、
ネジ穴にセンターポールを取り付けます。

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そして、改めて雲台を
ポールの上部に取り付けるという流れ。

手間といっても器具等は不要なので、
数分あれば作業は完了

センタポール自体も伸縮機構があり、
最大で30cmの高さを追加することができます。

 

この状態ではケースには入らないので、
センターポールの使用は状況次第。

持ち運びを考えると、
無理に持っていかなくても良いかな...

 

雲台 LH-25はとても優秀でした


続いて、三脚の肝でもある雲台
雲台に少しでもガタ付きがあったりすると、
撮影に支障が出てしまうので、とても重要な部品。

このLeofotoの商品について、
実際に現物を触るまで心配だったのが、
この雲台のLH-25でした。

しかし、現物を見て心配が吹き飛びました。

 

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この質感の良さ...

写真だと十分に伝わりませんが、
とても質感が良いです。

アルミの削り出しのパーツを使っており、
かなり精巧な出来...

プラスチックは使わず、
レバー類もすべて金属なので、
耐久性にも信頼が置けますし、
何よりもプロダクトとしての美しさがあります。

 

なお、
カメラへの取り付けは、
付属のプレートをカメラの三脚穴に固定する方式。

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LH-25はアルカスイス互換なので、
付属のプレートを使わずとも、
互換品であれば取り付け可能です。

右側にあるネジを緩めて、
プレートを挟み込んで固定するタイプです。

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ワンタッチでは無いので、
着脱は少しだけ時間がかかるものの、
ネジでしっかり締められるので、
安心感があって個人的には好ましいかな...

 

ちなみに、
付属品のプレートは残念な点が...

それは、カメラに取り付ける際に
コインが必要なタイプのネジだということ。

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山の中でコインを出すのは、
ストレスが溜まりそう...

個人的にはこのプレートを使うことはないので、
あまり問題にはなりませんが、参考まで...

 

Peak DesignのCaptureを取り付けてみた

 

なお、自分の場合は、カメラには
Peak DesignのCaptureを付けています。

tools4mountains.hatenablog.com


Captureプレートはアルカスイス互換なので、
このCaptureはLH-25に取り付け可能

試しにCaptureプレートを付けてみるとこんな感じ。

 

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見ての通りガッチリ固定されています。
上下左右の動きに対しても強度はあります。

カメラを付けた状態でも安定感は問題なし。

LS-225Cの耐荷重は4kgとのことなので、
ズームレンズを付けても大丈夫。

 

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脚を全部伸ばした状態だと、多少はブレるので、
動画撮影時は1段階短くして使うなど
状況に応じて判断が良さそう。

 

LH-25雲台のパンニングは大丈夫?


この動画撮影時に関して、
一点だけ気になっていることがありました。

それは、
LH-25で問題なくパンニングできるのか?
ということ。

 

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LH-25は一般的に"自由雲台”呼ばれるタイプ。
見ての通り、ボールが360度方向に動きます。

自由に構図が決められる一方で、
水平・垂直を保ったままの動きに弱い
というデメリット。

特に水平方向のパンニングは
動画撮影時にはよく使う動きなので、
動画撮影と自由雲台は相性が悪いイメージ。

ネットのレビューでも、
「パンニングは難しい」とあり心配したものの、
LH-25はその点も対応できる仕様
だということが判明。

*これはもしかしたら、今回Amazonで購入したものが並行輸入品で、国内販売の正規品と仕様が異なるからかも?しれないです。

 

このパンニングの仕様ですが、
ボールの右側にあるレバーを回すと、
雲台のボールのロックが解除されます。

ただ、この時に、少しだけレバーを回した状態だと、
ボールはロックされたまま、
雲台そのものが回転するという仕様。
 

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このように、
レバーを10度くらい回すと、
足元のメモリから上の部分全体が回ります。

ボールをロック解除するには、
更にレバーを50度くらい回す必要があるので、
間違ってボールロックを解除することはなさそう。 

この点が最大の懸念だったので、
自分としては満足度が更に上がりました。 

もちろん、水平・垂直が独立しているタイプは、
縦構図の写真の位置取りが決めやすい
といったメリットもありますが、
個人的には横構図がメインなので、
この自由雲台LH-25は使い勝手が良さそう。

 

どうしても必要になったら、
雲台だけ買い替えるという選択肢もあり。

 

 

実はローアングルに強いLS-225C

 
最後にLS-225Cの強みをもう一つ。

それはローアングル撮影

三脚は高さを稼ぐことができる一方で、
低い位置に弱いイメージがあると思います。

特に大きな三脚になると、それは顕著。

ただ、このLS-225Cは
ローアングルにも滅法強い


その秘密は、
脚の根元にあるシルバーのパーツ。

通常は決まった角度までしか開かないのが三脚。

ところが、このシルバーのパーツを浮かせると、
再に外側に開くことができる仕組み。

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この外側への角度調整は
標準を含めると3段階あります。

標準はこちら。

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 1段階開くとこちら。

 

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更にもう1段階開くとこちら。

 

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完全に開脚状態。
雲台の高さはあるものの、
三脚はほぼ地面スレスレの高さ。

なかなか状況よっては面白い撮影ができそう。


本当に色々と考えられており、
改めて完成度の高い三脚だなと思います。

 

デビューは10月頭?

 
せっかく購入したからには
早く使いたいところ。

10月頭に北アルプスのとあるテント場を予約したので、
天候が崩れなければ、そこでデビューの予定。

 

紅葉も期待できる時期ではあるので、
紅葉の撮影はもちろんのこと、晴れていれば
星空撮影にもチャレンジしてみたいと思います。


また、そのレポートは登山記と共に...

 

 

【カメラ】【山道具】軽量コンパクトなトラベル三脚 Leofoto LS-225C+LH-25 を購入!