やっぱり綺麗な風景は一眼レフで撮りたい
愛用しているカメラは Canon EOS 6D。
いわゆるフルサイズの一眼レフです。
フルサイズは一般的なデジカメと比べると、
フィルムにあたるセンサーのサイズが
大きいので、圧倒的に画質が良いです。
EOS6Dは連写機能はイマイチですが、
動かない山を相手に連写機能は不要なので、
風景写真を撮るにはベストなカメラといます。
フルサイズの一眼レフとしては
小型・軽量というのも◯
また、ミラーレスカメラと違い、
一眼レフはファインダーを覗いての撮影が基本。
ただ、晴天時の登山中は太陽光が眩しすぎて
カメラの画面がよく見えないことも多いので、
その点も一眼レフは登山向きと言えます。
*最近は電子ファインダーも性能が上がってきているので、
このメリットは今後は小さくなるかもしれませんが...
と、
そこまでの自負がありながら、
この EOS 6D、
実は先日の天狗岳の登山で久々に使いました...
tools4mountains.hatenablog.com
本音を言うと、一眼レフは登山中は
- 「重くて」
- 「かさばって」
- 「扱いづらい」...
そして、iPhoneの写真でも十分に綺麗という事実。
ただ、やっぱり、
綺麗な風景は、より綺麗に残したい。
その思いに駆られ、
山に一眼レフ!
と改めて思い立ち、
更には
"登山と一眼レフの両立"
この命題を解決すべく、
前々から気になっていたカメラホルスターを、
天狗岳登山の前に思い切って購入してみたのでした。
何故、カメラホルスターなのか。
カメラホルスターとは、
ザックのストラップに取り付けて、
ワンタッチでカメラの取り外しができるアイテム。
通常のストラップでカメラを持ち歩いていると、
カメラが安定せずに歩きづらい...
といった経験は登山に限らず、
カメラユーザであれば誰にでもあると思います。
また、ザックも背負っていると、
いざ撮りたい時にストラップが引っかかることも...
カメラホルスターを使うと、
- カメラをザックにピッタリ固定
- 使いたい時にすぐに取り出せる
ことができます。
また、細いストラップと比べると、
ザックに固定することでその荷重を分散でき、
肩への負担もかなり軽減します。
*個人的には2-3割の感覚
そして、何よりもホルスターを付けると
『気分が盛り上がります』。
これも大事。
数あるカメラホルスターから選んだのは "Peak Design"
そんなカメラホルスター。
いくつか販売しているメーカーがあり中、
今回選んだのは "Peak Design"。
カメラホルスターだけでなく、
素早く脱着可能なストラップなど、
撮影を快適にするアクセサリを販売するメーカーです。
最近は類を見ないコンパクトな三脚を発表し、
こちらも話題でした。
なんというか 非常に洗練されています。
デザインも素晴らしく、
機能も非常に合理的。
"機能美" という言葉は
この会社の製品のためにある、
と言いたくなるような道具ばかり。
そんな Peak Design のカメラホルスター
"Capture / CP-BK-3" をレビューします。
お値段は¥8,570と高めですが、
その性能はいかに。
Peak Design "Capture / CP-BK-3" 到着!
Amazonでポチっとした翌日、
早速届きました(Prime会員)。
早速の開封の儀。
パッケージが美しい。
前面がマグネットで固定されており、
前面を開くと製品がお目見えします。
そして、内箱をスライドすると中身が登場。
この窓枠のおかげで画になっています。
このまま飾っても良いくらい。
もちろんすぐに取り出しましたが。
今回購入した"Capture / CP-BK-3" は、
- ザックに取り付けるクリップ
- カメラ側の三脚穴に取り付けるプレート
の2点がセットになっています。
クリップ(写真左下)は2枚構造。
ザックのショルダーハーネスを、
この2枚で挟み込むことで固定します。
固定はネジ式。
長さの違う2種類のネジが付属するので、
ハーネスの厚みに合わせてネジを選びます。
おそらく、ほとんどのザックに対応できると思います。
残る四角形のプレートはカメラ側に取り付けます。
三脚穴に合わせるイメージ。
レンチもしっかり付属します。
また、ケースも付いてくるので、かなり満足感が高いです。
なお、このプレートはアルカスイス互換のようなので、
該当三脚を持っていれば取り付けも簡単にできます。
しっかり考えられている...
早速、マイザックに取り付けてみました
天狗岳の山行で使ったマイザックは
Gregory / Savant 58 。
早速、Captureを取り付けてみます。
まずは、カメラ本体にプレートを取り付けます。
三脚穴にネジで取り付けるだけなので簡単。
簡単に外れないように、
付属のレンチでしっかりと締め上げます。
手でもある程度は締まるものの、
使っているうちに緩くなるので、
必ずレンチを使うこと!
続いて、ザックにクリップを取り付けます。
ショルダーハーネスを挟んだら、
左右のネジ穴で締めるだけ。
こちらはレンチは不要で手で締められます。
位置についてはチェストストラップとの関係や、
実際にザックを背負った時の使いやすさもあるので、
何度か調整しました。
チェストストラップのすぐ上あたりが
個人的にはしっくりきました。
これはお好みで。
続いて、実際にカメラを装着します。
プレートを上からクリップにスライドしながら、
装着するイメージです。
位置さえ合わせればカメラの自重で簡単に装着できます。
captureを取り付けた
左肩への荷重が気になっていましたが、
太いハーネスに分散することの加え、
チェストストラップを締めることで、
反対に右肩にも多少分散される感じがします。
意外と偏りは感じられなかったです。
また、カメラストラップで持ち運ぶ場合と比べると、
肩への負担は雲泥の差。
随分と楽になりました。
ちなみに、カメラをクリップから取り外す時は、
クリップ横にある解除ボタンを押しながら、
カメラ側のプレートを上にスライドします。
これは片手ではできないので、
片手で解除ボタンを押し、
もう一方の手でカメラを持ち上げます。
ワンタッチで取れないのはちょっと残念。
でも、慣れると脱着は容易です。
また、雪山の際はグローブが厚めになりますが、
アウターグローブを付けた状態でも
問題なく扱うことができました。これは大きなメリット。
解除ボタンが大きめなのがポイント。
撮影についても、
実際に天狗岳で使ってみたところ、
率直に言ってすごく快適。
これは
本当に早く買えば良かったな、
と今でも思う良い商品です。
同時に "プロパッド"も購入してみました
ところで、この "Capture"ですが、
素材は金属なので、当然硬いです。
ストラップに取り付けた状態だと
身体にその金属がそのまま当たります。
痛いかなと思いましたが、
冬に関してはウェアが厚いので、
まったく気にならないです。
ただ、夏山で薄着している場合は痛そう...
でも、そんな悩みに対応するのが、
Peak Design。
保護用のパッド "プロパッド"も
今回一緒に購入しました。
こちらは¥2,353でした。
このプロパッドはパッケージでは、
ベルトに取り付ける写真が載っていますが、
ショルダーハーネスにクリップを取り付ける際の
サポートとしても使えます。
とてもシンプルな構造。
Captureのクリップ2枚のうち、
内側の1枚にパッドを一緒に固定するように取り付けます。
これを使うことで、
プレートが直接身体に当たるのを防げます。
ストラップとほぼ同じ幅なので、
行動にも支障はなさそう。
夏はこれがあればストレスなく使えそうです。
ただ、真冬の今、しばらくは自宅保管かな...
これで登山と一眼レフを両立!
結論として、使い勝手も良く、
この Peak Design / Capture には満足しています。
天狗岳でも快適でした。
ただ、一眼レフを久々に使ったので、
どちらかと言うと、
カメラの使い方をきちんと思い出さないと...
これからの自分に期待、です。
写真も今後はたくさん載せていきたいと思います。
#018|登山と一眼レフを両立すべく、カメラホルスター "Peak Design / Capture" を購入してみました。