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【山道具】軽登山には使える?UNIQLOのウルトラライトダウンを試してみました。

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今年は降雪も多く、
寒そうな冬になりそうな予感。


在宅勤務のおかげで外に出る機会も減り、
季節の変化が感じづらくなりましたが、
山に登るとその変化をダイレクトに感じます。

 

そして、この季節になると必須になる山道具が
インサレーション

いわゆる中間着というやつです。

 

現状、Karrimorの化繊インサレーションを使っていますが、流石に性能が落ちてきた気がしていて、買い替えを色々と物色していました。

そんな時、
そう言えばあの商品があったなと思い浮かんだのが
UNIQLOのウルトラライトダウン。

 

お試しも兼ねて購入してみました。
人生初のウルトラライトダウン。

 

UNIQLO ウルトラライトダウンの評価


UNIQLO ウルトラライトダウンの評価は次の通り。

満足度 低い  ○  ○  ●  ○  ○  高い
性能 悪い  ○  ○  ●  ○  ○  良い
使い勝手 悪い  ○  ○  ●  ○  ○  良い
デザイン 悪い  ○  ○  ●  ○    良い
CP 低い    ○  ○  ○   高い

流石のUNIQLOのCPの良さ。
登山性能という意味では、及第点といったところ。

 

届いたのはポケモン?!


年末にオンラインストアで購入したところ、
届いたパッケージはポケモン色。
 

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どこまでも潜んでいました。
ちなみに、ポケモンはほとんどやったことがなく、
スマホのアプリもインストールしたものの、
1週間ほどで削除してしまったレベルです...

 

さて、 

ウルトラライトダウンは
色もたくさんあって悩んだものの、
型落ちのモデルが安くなっていたので、
在庫の中からブルーを選択。


価格は割引後で¥3,990でした。
山で試して使えなくても、普段使いにはもってこい。
  

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商品紹介&細部を確認


このウルトラライトダウン。
定番商品なだけあって、特徴のないデザイン。

フードが無いタイプなのでスッキリしています。

ステッチについても、
大きくもな小さくもなくといったところ。

袖については、少し絞ってあるものの、
調節はできないので、そこは割り切りが必要。

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ジッパーについては、
山道具にあるような止水タイプのものではなく、
いたって普通のタイプ。

また、ポケットは左右に一つずつあります。
ポケットはやっぱりあると便利。

*写真の色味が黒っぽくなっていますがブルーです。

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"ウルトラライト"の実力


そして、最大の関心ごとは、
どこまで軽く・コンパクトになるのか。

まずは、
付属のスタッフバッグに収納してみました。


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ペットボトルがなかったので、
缶ビールとの比較になってしまった点については
どうかご容赦ください...

肝心のサイズ感については、
そこまで小さくないな...
という印象。

ただ、スタッフバッグがかなり緩く、
実際にはもっと圧縮できるので、
ザックに押し込んでしまえばビールサイズにはなります。



ビールサイズ ...
我ながら初めて聞く表現(笑)。

 

続いて、重さについて。

実測してみたところ、228gという結果。

Karrimorの化繊インサレーションは381gだったので、
やはりダウンは軽いなという印象。

 

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邪魔にならない軽さ・重さではあるので、
やはり、これ1枚をザックに忍ばせておけば、
何かと安心できるのかなと思います。

 

スペック比較

 

あとは、登山に使えるのどうか。

これについては、まずは、
モンベルのダウン製品と比較してみることに。

モンベルからはコスパに優れた
スペリオダウンジャケットをピックアップ。 
こちらもフードのないタイプのジャケットです。

webshop.montbell.jp

 

スペック比較表はこちら。
 

 

UNIQLO
ウルトラライトダウン

モンベル
スペリオダウンジャケット

フィルパワー 640 800
加工 耐久撥水 帯電防止
重量 228g 188g
定価 ¥5,990 ¥13,200

 

大きな差は、やはり価格差。
定価ベースで2倍の価格差は小さくない。


ただ、フィルパワーと重量という、
インサレーションにおける、
基本かつ主要スペックについては、
モンベル製品が優れているのは間違いないです。

 

一方、注目したいのは加工


UNIQLOのウルトラライトダウンは
耐久撥水という特徴があります。

ダウンは濡れに弱いので、その点は心強そう。

 

こうして比較すると、
ウルトラライトダウンもコスパを考えると、
十分に良い商品だなと思います。

 

実際に登山で使ってみました

 

そして、実際に登山で使ってみました。

使用したのは、
先日の12/24-25の丹沢縦走にて。

主に、蛭ヶ岳山荘での宿泊時に着用。

夜間と翌朝の早朝には、
屋外で長時間の写真撮影も行いました。

 

結論から言うと、
保温効果は十分にありました。

 

インナーとアウターもしっかり着用していれば、
0℃くらいの温度であれば使えそう。

ただ、雪山でのテント泊等になると不安かもしれません。
 


一方で、登山向きではないなと思ったのは、
生地のストレッチ性。
 
少し固めの生地なので、
動きに弱いという印象です。
 
サイズも街着用なので、丈も短め。
登山で使いたい場合は、
ワンサイズ上を選ぶ方が良さそう。

 

結論:軽登山であれば十分なスペック

 

結論としては、
雪山のような過酷な状況でなければ十分なスペック。

 

主に日帰りでの休憩時や、
山小屋利用の宿泊には良さそう。


山域については、
2,000mを超えない程度の山が対象かなと。

 

【2021/11追記】

10月の燕岳への山行には、
流石にこちらの商品は選ばずに、karrimorのインサレーションを選択。

前述の通り、ストレッチ性が少し足りず、
サイズ感も内側にフリースを着るには窮屈...

やはり、雪山に持っていくには心もとないかなと思います。

 

 

ただ、とにかく価格が安いので、ありがたい存在。

化繊のインサレーションしか持ってない、
という人には最初の一着としてはオススメできます。

もちろん、お金に余裕がある方は、
アウトドアブランドの製品が絶対良いとは思いますが...

 

 

以上、前から気になっていた存在だった、
UNIQLO ウルトラライトダウンのレビューでした。

 

 

【山道具】軽登山には使える?UNIQLOのウルトラライトダウンを試してみました。