見ての通りの奇岩っぷり。
今回は、瑞牆山の日帰り登山の記録です。
独特の様相を呈する瑞牆山。
"みずがきやま"という名前も独特。
金峰山と一緒に登られることも多い山ですが、
昨年の金峰山への山行の際は、
すっかり体力を奪われてしまい断念したので、
今回は無難にピストンで登ってきました。
*昨年の金峰山の記録はこちら。
tools4mountains.hatenablog.com
整備された道が一転、
半ばクライミングのようなルートに様変わり。
非常にメリハリの効いた、楽しい山でした。
瑞牆山へのアクセス
コロナ禍の状況なので、
アクセスは車推奨。
安定の中央道は須玉ICより30分程。
登山口には"瑞牆山荘"という山小屋があり、
駐車場からトイレまでしっかり完備。
駐車場は朝8時半頃の頃の到着で
8割程度の埋まり具合でした。
山小屋ではトイレの他に自販機や売店もあり、
下山後の癒し(ソフトクリーム)もおすすめ。
登山口より展望台経由で富士見平小屋へ
登山口からの登り始めはなだらかな道が続きます。
この登山道の導入がすこぶる良く、
身体が徐々にほぐれる感じがします。
登山というよりはハイキング。
先日購入した、
アトリエブルーボトルのHiker's PANTSも無事にデビュー。
tools4mountains.hatenablog.com
気温は5度前後。
止まっていると肌寒いものの、登山には最適。
空を見上げれば、綺麗な青空と野鳥の声に癒されます。
登山口より休憩地点でもある富士見平小屋までは40分の行程。
こちらも程良い距離感。
富士見平小屋はキャンプ地でもあるので、
この距離も嬉しいところ。
更に、この瑞牆山/金峰山ルートの良いところは、
富士見平小屋の前に現れる展望スポット。
少しずつ傾斜を増す登山道。
前半戦を登り切ったところで現れる瑞牆山の姿に息を呑むこと間違い無し。
この展望スポットは綺麗に開けた場所にあり、
このロケーションは素晴らしいの一言。
この景色を見ながら一息入れたら、
10分程で富士見平小屋に到着。
この日はテントの姿も15張程見られました。
テン泊して瑞牆山/金峰山を両方登るのが、
一番良いプランかも。
次に目指すは桃太郎岩!
少し休憩をしたら、瑞牆山方面へ。
富士見平小屋は、
金峰山/瑞牆山の分岐にもなっています。
ここからは樹林帯を通りながら、しばらく進みます。
雰囲気も変化し、薄暗い中、苔が綺麗に光っていました。
木々の間から見える瑞牆山も少しずつ大きくなっていきます。
一旦、少しずつ下って行くと、川に到着。
渡渉したその先にあるのは、大きな岩。
調べてみると、桃太郎岩という呼称のようで...
右側に続く木道を見るとわかる通り、
かなり大きかったです。
どうやって、この巨岩がこの場所に鎮座するようになったのか...
非常に興味深いです。
なお、試しに割れ目に入ってみましたが、
大人がちょうど挟まるサイズ感でした。
さて、この巨岩を過ぎると、
本格的に瑞牆山への登りが始まります。
いざ、瑞牆山山頂へ
これまでの樹林帯から再度雰囲気が変わり、
ここからは岩場の連続。
そして、岩のサイズが徐々に大きくなっていきます。
先程の桃太郎岩もそうでしたが、
何故か大岩には支えの枝が設置されていて面白かったです。
多分、意味ないやつ...
鎖場も多いので、
ストックは使わない方が良さそう。
どちらかと言うと、グリップ力の高いグローブが欲しいところ。
そして、空が近くになるつれ、
そびえ立つかのような大岩が登場。
展望スポットから見えていた大岩の様子。
これは、もうすぐ山頂の予感。
山頂直下の日陰エリアは残雪が溶けて凍っており、
十分に気をつける必要あり。
チェーンスパイクがあると安心。
なくても、足を置く場所をしっかり選べば大丈夫かと思います。
最後に梯子を登ると、
その先が瑞牆山の山頂です。
瑞牆山の山頂は爆風でした
瑞牆山の山頂は、
見上げた通り、岩の集合体でした。
向こう側には金峰山が見えます。
そういえば、金峰山の山頂も岩でゴロゴロしていたっけ。
やっぱり同じエリアだと、似るものなのか。
山頂は爆風だったので、
少し脇で休憩。
空腹感はあまりなかったので、コーヒーを飲んでいたら、
周りの人がみんなお昼ご飯を食べていて、
つられて結局カップラーメンを食べました、笑。
遠くに見える八ヶ岳を見ながらの昼食。
そして、時間を活用して山頂タイムラプスを撮影。
山頂にいると賑わいを感じます。
流れる雲の様子で強風を感じてください。
無事に撮影を終えたら下山開始。
ピストンでの登山だったので、同じルートを下りました。
今回の行程
参考に今回の行程です。
・8:50 瑞牆山荘
・9:30 富士見平小屋
・10:45-11:45 瑞牆山山頂
・12:55 富士見平小屋
・13:20 瑞牆山荘
ハイキング気分で始まり、
樹林での森林浴を満喫し、
岩場のクライミングを楽しむ。
とてもメリハリの効いた楽しい山行になりました。
日帰りでもテント泊でも、
色々な楽しみ方があっておすすめの山です。
【登山記】残雪の余韻を感じる瑞牆山に登ってきました