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【雑記】鎌倉に引っ越しました & 大仏ハイキングコースの紹介

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5月末に鎌倉に引っ越しました

そんなわけで、その時期にブログ更新にブランクがありましたが、ようやく生活も落ち着いてきました。

 

鎌倉というと海や寺院・仏閣のイメージが強いですが、実はハイキングコースがとても充実しています。

 

我が家からも徒歩5分程歩けば、
ハイキングコースの入り口に到着するくらい。

鎌倉の道は狭くて、交通量も多いので、
ハイキングコースでショートカットするというのもあり。

 

これからは、身近になった、
鎌倉周辺のハイキングコースも紹介していきたいと思います。

 

大仏ハイキングコース(源氏山〜長谷)


引っ越して、すぐに早速歩いたのが、
通称「大仏ハイキングコース」と呼ばれるルート。

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ルートとしては、
北鎌倉から大仏で有名な高徳院方面に繋がっていますが、
今回はその道中、源氏山から入ってみました。

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住宅街がすでに雰囲気を醸し出しています。
その先を進むと、急に現れる険しいハイキングコースの入り口。

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岩場をくり抜くようにして作られた道。
"切り通し"と呼ばれる場所で、
鎌倉にはこういった道が多く残っています。

少し滑りやすい道を注意しながら登ると、
源氏山公園に着きました。

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この公園自体も雰囲気が良いです。
大きな源頼朝像なんかもあります。

6月頭だったので、紫陽花も見頃でした。
また、鎌倉の街並みと海も一望できます。

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初夏だけに、草も伸び盛り。
新緑に癒されるには、少し暑い...

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ハイキングコース自体はしっかり整備されていて楽しい道です。
30分程歩くと、大仏方面への出口に到着。

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というわけで、現実に戻ってきました。
長谷寺も紫陽花で有名なので寄ってみましたが、
すごい人だかりでした...

 

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と言いつつも、紫陽花はやはり綺麗でした。

 

という、ハイキングからの観光をしっかり楽しんだ一日。
鎌倉という町自体は、どちらかというと田舎の雰囲気。
でも、観光スポットも多く、とても興味深い町です。

 

まだまだ味わうには時間が必要そう。

 

 

【雑記】鎌倉に引っ越しました!

【登山記/テント泊】目指せ!南アルプスの名峰、北岳 3,193m ②

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北岳登山の初日は、
3,000mのテント場「北岳肩ノ小屋」まで。

しっかり疲労を回復した翌朝、
目的地である北岳山頂へと向かいました。

肩ノ小屋の時点で、
素晴らしい景色に囲まれていましたが、
北岳山頂でどんな景色に出会えるのか?!


2日目のレポートです。


<初日のレポート>

tools4mountains.hatenablog.com

 

日の出を見届けたら出発!


日の出は4時半頃。
テントの外に出ると、大勢の人が日の出を眺めていました。

やっぱり、みんな考えることは同じ。

昨晩もそうでしたが、
山頂はとても寒かったです。
しっかりダウンも着込んでちょうど良いくらい。

真夏だというのに、
山の上は本当に涼しい(寒い)。

 

 

日の出はもちろんのこと、
その日の出に照らされる山々も美しい。
夕暮れとは違った色合いがとても綺麗でした。

刻一刻と変化する色合いと景色。
まさに、マジックアワー。

 

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今日も素晴らしい天気になりそうな予感。
梅雨明けを祝うかのような天気でした。

朝焼けが綺麗過ぎたので見惚れてしまいましたが、
陽が高く登らないうちに山頂にたどり着きたいので、
準備をして早々に出発します。

山頂までのピストンであれば、1時間半程。
テントはデポしたままで出発です。

*小屋番の方に確認したところ、撤収時間の指定は特にないとのことでした。

 

思ったよりタフだった北岳山頂への道のり


肩ノ小屋から見上げる景色。
山頂はすぐかと思っていたら、
小屋からは山頂は見えておらず、意外と遠いことがわかりました...

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登り始めは良かったものの、
やはり昨日の疲労がそこそこ溜まっていました。

なので、相変わらずマイペースに登ります。

こんなところでもしっかり花を咲かす高原植物に力を貰います。


いくつか、偽の山頂らしきものを過ぎると、
ついに見えてきた、北岳山頂の姿

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そして、5時20分。
無事に北岳山頂に到着。

3,193m、日本で2番目に高い場所です。

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山頂で見る景色は想像以上でした


山頂での景色は最高の一言。
何も遮るものがないので、パノラマミック動画撮影。

 

遠くには北アルプスまで。

それでも、やはり、シンボリックなのは、富士山


富士山は登るのも楽しいですが、
登るより見る方が良いなと、この時思いました。

でも、逆に富士山から北岳を見たい欲も出てきましたが...

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そして、肩ノ小屋方面からは見えなかった北岳の先には、
日本3番目の山「間ノ岳」の姿も。

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眼下には、小さいですが北岳山荘の姿も。
本当は、余裕があれば間ノ岳まで往復したかったですが、
写真の通り、意外と下るのと、それなりに距離もあるので、
今回は姿を見るだけで諦めました。

せっかくなら、北岳から間ノ岳を過ぎて、
別の登山口に降りるルートもあるので、
いつか縦走もしたいなと思いつつ。
 
山頂での風景を楽しんだら、今度は下山。
名残惜しく感じるのはいつものこと。
山頂に別れを告げます。

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下山しながら、テント場を確認。
自分のテントもしっかり目視できました。

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撤収〜そして下山 


山頂からは、30分ほどでテント場に到着。
流石に撤収を済ませた人が多く、残るテントは半分ほど。

この北岳、頑張って登ってきた分、
下山も距離が長いので、さっと撤収したら、下山開始。

お世話になった、小屋とテント場にお礼。
テント札(許可証)を返却するのを忘れずに。

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帰りは、白根御池小屋方面から帰ります。

下山の景色もなかなか。

ただ、途中からは樹林帯を進むつつ、
ひたすらに下っていくという感じ。

沢沿いのルートに比べると、勾配がキツいなという印象。
登ってくる方々は...辛そう(わかる)。

 

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2時間弱で白根御池小屋に到着。

小屋には冷たい水場もあるので、
休憩するにはもってこい。

日陰は涼しくて、とても快適でした。
流石に気温が上がってきたので、しっかり身体を冷やしてから出発。


それなりに快調なペースだったので、
広河原までは3時間半ほどでした。

 

当初の予定では、11:00のバスに乗れればと思っていたら、
10:00のバスに余裕で間に合ってしまったので、
早めの帰宅でこちらも快適。

バスも基本みんな席に座れるので、
疲れた身体には嬉しい配慮でした。

登山バスは本当にありがたい。

 

久々の3,000mは疲れたけど、充実!

 

というわけで、無事に帰路に着きました。

 

久々の3,000m。
しかも、初日の1,500mの登りはなかなか...


慣れていても、後半はキツくなるので、
早めの出発と、余裕をもった行程は大事だなと思いました。

 

幸い、テント泊の場合、
肩ノ小屋のキャパは結構あるので、
多少遅れての到着でもなんとかなりそう。

 

一方で、小屋泊は昨今は完全予約制なので、
予約だけはお忘れなく。

 

北アルプスとは違った魅力のある、南アルプス。

これまで登ってなかったのがもったいないと思うくらい、
素敵な場所でした。

 

まだまだ、登る山は待っている...

 

 

【登山記/テント泊】目指せ!南アルプスの名峰、北岳 3,193m ②

【登山記/テント泊】目指せ!南アルプスの名峰、北岳 3,193m ①

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登山を趣味として嗜んでいる多くの人にとっては、
足が向く先はやはり北アルプスになりがちで、
自分自身の登山歴を振り返ってみてもやはりそう。

日本におけるアルプスは「北/中央/南」と3つあるものの、
何故だか「北アプルス」の文字に惹かれてしまうのだから不思議。

 

でも、今回向かったのは北ではなく、南アルプス。

南アルプスは天然水でもお馴染みの通り、
水の豊富さと美しさに関しては特筆すべきものがあって、
更には咲き誇る多様な高原植物と、魅力的な要素に溢れている山域。

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そして、忘れていけないのは、
南アルプスには3,000mを超える山が多く集まっているということ。

富士山に次ぐ、日本で2番目に高い山「北岳」の存在を筆頭に、同じく3番目に高い山である「間ノ岳」など、パノラミックな景色を堪能するのであれば、南アルプスはオススメ。

 

今回の登山記は、その北岳に1泊2日のテント泊で登った記録です。

重い荷物を背負っての1,500mの登りは、
文字通り、心が折れそうでした。

 

北岳へのアクセスとルート

初めて登る場所だったので、定番のコースを登ってみました。

登山口の広河原をベースにピストン。

ただ、広河原まではマイカーの乗り入れ禁止なので、
アクセスはバスorジャンボタクシーのみ。

自家用車の場合は芦安温泉にある、
芦安駐車場に停めて、バスを利用することになります。

 

芦安駐車場の注意点

ハイシーズンには早々に満車になるという噂を聞いていましたが、その噂は事実でした...

0:30頃に着いたものの、
バス停最寄りの第二駐車場と第三駐車場はすでに満車

仕方なく、少し登った所にある第一駐車場に場所を確保。
明け方には8割程度こちらも埋まっていました。

www.city.minami-alps.yamanashi.jp

 

バス停には気持ち早く着くべし

始発のバスは6:15発。

ただ、バス停には5時過ぎには向かうべし。

早くから待機列ができていて、
ザックを置いて順番確保が可能なシステムでした。

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5:15頃にはバス停に着いたものの、
すでに40人くらいは列に並んでいました。

チケットはザックを置いた後に購入できるので、
こちらで支払い。

バスはICカードも利用可能

ただし、マイカー規制の区間を通行するための「協力金」を200円事前に現金で払う必要があるので、小銭があると良いです。

 

流石のハイシーズンだけあって、
登山者の数を見ながら台数を準備してくれているようで、
おそらくほとんど人が無事に座って広河原へ向かえたはず。

芦安駐車場から広河原までは約1時間。

添乗員のおじさんのトークが何気に面白かったです。

 

広河原から北岳へのルート

 

広河原からのルートはこちら。

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今回はせっかくなので、
登りは沢沿いを歩くルート、
下りは白根御池小屋を経由するルートにしてみました。


他にも沢沿いから更に南下して北岳山荘に向かうルートもありますが、
今回は北岳肩ノ小屋でのテント泊を予定していたので、
上記のルートになっています。

 

広河原山荘の標高が1,520m。
この日の目的地の肩ノ小屋の標高が3,000m。

1,500mの登りです...
これだけの登りは、表銀座縦走の初日以来。

果たして無事に登れるのか。

 

広河原山荘から分岐まで


バス停の前には、ビジターセンター。
立派なセンターでお手洗いもあるので、安心。

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周りを見渡せば、
登山客は悠に100人を超えそう。

そして、遠くを見れば、北岳の姿もしっかり見えます。

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これは、どう見ても、遠い。
そして、高い。

でも、ここまで来たからには登るのみ。

自分のペースだけ崩さないように心がけながら登山開始。
いきなり吊り橋があったりと雰囲気はとても良いです。

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まだまだ、早朝の時間。

登山道に入ると、とても涼しい。
真夏とは言え、やっぱり山の中は違う。

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道中は、これぞ南アルプスという景色。

前の週まで梅雨で雨が降り続いていたこともあり、
水量はかなり多かったです。
渡渉箇所も多いので、滑らないように要注意。

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沢沿いの道を抜けると、
本格的に登りが始まります。

まだまだ遠い、北岳の姿。

流石に日差しもキツくなってきたので、
休憩を多めにして、ゆっくり登ります。

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雪渓も登場!

アルプスの山らしく、
雪渓も登場。

まだまだ雪が残っているところもすごい。
気持ちも涼しく感じられるので、嬉しい。

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そのまま登り続けると、
北岳山荘/肩ノ小屋の分岐。

大きな目印があるので、間違えずに進みます。

 

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ついに見えてきた北岳の姿

ここからは樹林帯を経由しつつ、
尾根伝いに標高を稼いでいきます。

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ここからは、かなりのペースダウン。
写真を撮る余裕も少なめ...

ただ、振り返れば、素晴らしい展望。
そして、鳳凰三山の姿も。

地蔵ヶ岳のオベリスクもくっきり見えました。

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そして、しばらくすると、
ついに北岳の姿が。

*山頂は見えていないということを、後ほど知ることになりました...

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肩ノ小屋手前の岩場が思った以上に急登で、
最後の最後まで力を振り絞るとはこのこと。

標高も高く、
酸素も薄いからかなかなか疲れが終わらない感じ。

 

そして、登り始めて、5時間半、
11:48に無事に肩ノ小屋に到着!

 

テント場のオススメ?

 

この肩ノ小屋ですが、
テントをどこに張るか悩ましいです。

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大きく分けると、3つのエリア。

  • 右奥の稜線沿いのエリア
  • 右手前の小屋下のエリア
  • 左側のエリア

登ってきたのは写真奥側より。
疲れもあって、今回は稜線沿いのエリアに確保しましたが、
小屋下のエリアが鳳凰三山や富士山が見えて、良いような気もしました。


ただ、日の出は写真左側なので、
何を優先したいかで決めるのが良いかと。

なお、この日は最終的には、
テント場はほぼ埋まっていた様子でした。
遅れて到着した人は場所確保に苦労していたようです。

 

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テントは1張、1,000円。
ペグが効かない場所もあるので、岩を使いながら固定。

受付も済ませ、無事にテントを張り終えたら、お昼ご飯。

ラーメンにするか迷いましたが、カレーライスとビール。

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この後は、ひたすらテントでのんびりしました。

 

待っていたのは最高の景色でした


それにしても、
二番目の高さの山だけあって、
見渡す限り素晴らしい景色。

鳳凰三山も富士山も、
甲斐駒ヶ岳も、八ヶ岳も。


夕暮れになるにつれ変化する姿も魅力的。

この景色を見るために頑張ったんだなと、
自分を褒めます。

 

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そして、夜景まで。
疲れつつも、夜中にも起きて、
星空を堪能しました。

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翌日は北岳山頂へ!


と、すでに色々と堪能しすぎて、
満足感に浸ってしまった夜でしたが、

まだ北岳に登頂していないという事実。

本当は午後に登っても良かったものの、
せっかくなら翌日に取っておこうということで、
この日はテント泊を満喫。

 

そんな風に夜は更けていきました...

②に続く...

 

 

【登山記/テント泊】目指せ!南アルプスの名峰、北岳 3,193m ①

【登山記】残雪の余韻が残る瑞牆山に登ってきました

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見ての通りの奇岩っぷり。
今回は、瑞牆山の日帰り登山の記録です。

独特の様相を呈する瑞牆山。
"みずがきやま"という名前も独特。


金峰山と一緒に登られることも多い山ですが、
昨年の金峰山への山行の際は、
すっかり体力を奪われてしまい断念したので、
今回は無難にピストンで登ってきました。

*昨年の金峰山の記録はこちら。

tools4mountains.hatenablog.com

 

整備された道が一転、
半ばクライミングのようなルートに様変わり。

非常にメリハリの効いた、楽しい山でした。

 

瑞牆山へのアクセス


コロナ禍の状況なので、
アクセスは車推奨。

安定の中央道は須玉ICより30分程。

登山口には"瑞牆山荘"という山小屋があり、
駐車場からトイレまでしっかり完備。

駐車場は朝8時半頃の頃の到着で
8割程度の埋まり具合でした。

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山小屋ではトイレの他に自販機や売店もあり、
下山後の癒し(ソフトクリーム)もおすすめ。

登山口より展望台経由で富士見平小屋へ


登山口からの登り始めはなだらかな道が続きます。

この登山道の導入がすこぶる良く、
身体が徐々にほぐれる感じがします。

登山というよりはハイキング。

先日購入した、
アトリエブルーボトルのHiker's PANTSも無事にデビュー。

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tools4mountains.hatenablog.com

 

気温は5度前後。
止まっていると肌寒いものの、登山には最適。

空を見上げれば、綺麗な青空と野鳥の声に癒されます。

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登山口より休憩地点でもある富士見平小屋までは40分の行程。

こちらも程良い距離感。
富士見平小屋はキャンプ地でもあるので、
この距離も嬉しいところ。

更に、この瑞牆山/金峰山ルートの良いところは、
富士見平小屋の前に現れる展望スポット


少しずつ傾斜を増す登山道。
前半戦を登り切ったところで現れる瑞牆山の姿に息を呑むこと間違い無し。

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この展望スポットは綺麗に開けた場所にあり、
このロケーションは素晴らしいの一言。

この景色を見ながら一息入れたら、
10分程で富士見平小屋に到着。

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この日はテントの姿も15張程見られました。
テン泊して瑞牆山/金峰山を両方登るのが、
一番良いプランかも。

 

次に目指すは桃太郎岩!


少し休憩をしたら、瑞牆山方面へ。

富士見平小屋は、
金峰山/瑞牆山の分岐にもなっています。

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ここからは樹林帯を通りながら、しばらく進みます。
雰囲気も変化し、薄暗い中、苔が綺麗に光っていました。

木々の間から見える瑞牆山も少しずつ大きくなっていきます。

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一旦、少しずつ下って行くと、川に到着。
渡渉したその先にあるのは、大きな岩。

調べてみると、桃太郎岩という呼称のようで... 

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右側に続く木道を見るとわかる通り、
かなり大きかったです。

どうやって、この巨岩がこの場所に鎮座するようになったのか...
非常に興味深いです。

なお、試しに割れ目に入ってみましたが、
大人がちょうど挟まるサイズ感でした。

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さて、この巨岩を過ぎると、
本格的に瑞牆山への登りが始まります。

 

いざ、瑞牆山山頂へ


これまでの樹林帯から再度雰囲気が変わり、
ここからは岩場の連続。

そして、岩のサイズが徐々に大きくなっていきます。
先程の桃太郎岩もそうでしたが、
何故か大岩には支えの枝が設置されていて面白かったです。
多分、意味ないやつ...

鎖場も多いので、
ストックは使わない方が良さそう。
どちらかと言うと、グリップ力の高いグローブが欲しいところ。

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そして、空が近くになるつれ、
そびえ立つかのような大岩が登場。

展望スポットから見えていた大岩の様子。

これは、もうすぐ山頂の予感。
山頂直下の日陰エリアは残雪が溶けて凍っており
十分に気をつける必要あり。

チェーンスパイクがあると安心。
なくても、足を置く場所をしっかり選べば大丈夫かと思います。

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最後に梯子を登ると、
その先が瑞牆山の山頂です。

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瑞牆山の山頂は爆風でした


瑞牆山の山頂は、
見上げた通り、岩の集合体でした。

向こう側には金峰山が見えます。
そういえば、金峰山の山頂も岩でゴロゴロしていたっけ。

やっぱり同じエリアだと、似るものなのか。

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山頂は爆風だったので、
少し脇で休憩。

空腹感はあまりなかったので、コーヒーを飲んでいたら、
周りの人がみんなお昼ご飯を食べていて、
つられて結局カップラーメンを食べました、笑。

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遠くに見える八ヶ岳を見ながらの昼食。

そして、時間を活用して山頂タイムラプスを撮影。
山頂にいると賑わいを感じます。

流れる雲の様子で強風を感じてください。

 

無事に撮影を終えたら下山開始。

ピストンでの登山だったので、同じルートを下りました。

今回の行程


参考に今回の行程です。

・8:50 瑞牆山荘
・9:30 富士見平小屋
・10:45-11:45 瑞牆山山頂
・12:55 富士見平小屋
・13:20 瑞牆山荘

 
ハイキング気分で始まり、
樹林での森林浴を満喫し、
岩場のクライミングを楽しむ。

とてもメリハリの効いた楽しい山行になりました。

 

 

日帰りでもテント泊でも、
色々な楽しみ方があっておすすめの山です。

 

 

【登山記】残雪の余韻を感じる瑞牆山に登ってきました

【山道具】ハイキングにも街歩きにも最適な履き心地|アトリエブルーボトル "Hiker's PANTS 2021"

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これは、久々に、買って正解!の商品。

あまりにも履き心地が良いので、
この文章を書きながらも履いてます、笑。

購入したのはアトリエブルーボトルの
"Hiker's PANTS" 2021年モデル。

 

はじめてのアトリエブルーボトル


数あるガレージメーカーの中でも、
抜群の人気を誇るアトリエブルーボトル。

特にバックパックは最近よく見かけるようになりました。
フォルムが可愛いので、人気なのは頷ける。

背負ったことはないものの、
バックパックも気になる存在...

バックパックは自分が見るよりも、
実は行動中に他人が見る時間の方が長いアイテム。

そういった意味では、
アトリエブルーボトルのバックパックはとても見た目が良いイメージ。

www.atelierbluebottle.com


ただし、
アトリエブルーボトルは少量生産が基本なので、
商品はすべからく発売した途端に完売。

欲しいと思っていても、
なかなか手が届かず、今回が初めての買い物でした。


購入した商品はバックパックではなく、
3シーズン用のパンツ、
Hiker's PANTS 2021。

 

探し求めていた3シーズン用のパンツ

 

3シーズン用には、
これまでKarrimorのパンツを使っていましたが、
フィットするサイズ感のものを探していました。


山の道の"5 Pocket Pants"も持っていますが、
Sサイズを購入したものの、サイズ感が今一つ。

特にウエストに不満があり、
ゴム紐が入っていてもダブつく感じがあり、
個人的には履き心地が今ひとつでした。

 

そんな中、
メーカーのWEBサイトの寸法を見るに、
アトリエブルーボトルのパンツは
自分の身体にフィットしてくれそうな予感。


ガレージメーカーの商品は、
店頭で物を見る機会があまりないことに加え、
発売してもすぐに売り切れてしまうので、
今回は思い切って在庫があるうちにポチってみました。

 

果たして、結果はいかに...

 

開封、試着の第一印象は...


オーダーより数日後に到着。

箱を開けると、
お洒落な雰囲気が漂ってきます。

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商品の他、
コンセプトチラシと、
ステッカー、タグが入っていました。

 

そして、早速届いたパンツを試着してみると...


これは正解!

と思える履き心地。


第一印象としては、
少しタイトな作りになっているものの、
ストレッチ性が効いていて、動きはとても快適。

また、サイズ感もピッタリ。
小さめのサイズしか在庫がなかったのが、
逆に幸いだったかも。

  

Hiker's PANTS 2021


では、ここからは商品を紹介。 

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パンツなので、見た目は至ってシンプル。
第二印象としては、とても軽い。
ただ、少し生地が薄い

ハードな岩場での登山だと少し不安かも。

それも含めて、"Hiker's"の名前かもしれません。

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パンツ全面には、さりげなく、
ブランドロゴのプリント。

ブランドのロゴは、
このくらいのさり気なさが好み。


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ウエストはシンプルにゴム仕様。
ドローコードも付いてますが、
使うことはあまりなさそう。

個人的には、ベルトの金具などが腰にあるのが、
バックパックのハーネスと干渉して嫌なので、
この最低限の仕様はありがたい。

コードについては取ってしまっても問題ないかも。

 

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ポケットは前と後ろに2つずつ。
前面はサイドではなくフロントにあります。

フロントのポケットはスマホが入るサイズ。
ストレッチ性が高いおかげで、すっきり収まります。

よくあるサイドポケットと違い、
身体に吸い付くような感じなので、
物が落ちる心配が少なくて良いかも。

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また、後ろのポケットはジッパーで開閉するタイプ。
こちらは特徴はないものの、
ワンポイントでカラーのコードが付いてます。

バックパックと同様に、
背面のワンポイントは大切。

 

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最後に裾は、こちらもゴムで絞ってあるタイプ。
タイトに絞ってあるので、足首にフィットしてくれます。

見た目もすっきりしていて、
こちらも好みなデザイン。

 

山と道 "5 Pocket Pants"との比較


最後に、
山と道の"5 Pocket Pants"と比較してみます。

畳んだ状態で並べてみると、このような感じ。 


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並べるとわかりやすいですが、
やはり、Hiker's PANTSは生地が薄い作り。

その分、軽量で動きやすさはあります。

山と道の5 Pocket Pantsは少しゴワゴワした生地で、
もっとラフに扱える印象。

素材も若干違うので、
この辺りは完全に好みかも。

 

スペック比較表はこちら。
 

 

アトリエブルーボトル
Hiker's PANTS 2021

山と道
5 Pocket Pants

素材

ナイロン85%
ポリウレタン15%

ナイロン100%
重量 195g 242g
特徴 ストレッチ性がとても高い。 5つのポケットやキーループなどが便利。
定価 ¥15,800 ¥17,050

 

どちらも、こだわりが詰まった商品なので、
甲乙は付け難い商品。

ただ、快適性を考えると、
個人的にはHiker's PANTSが好みかも。

 

ストレッチ性のある生地を使っているので、
スリムなデザインにできているのがポイントかも。

 

今年のグリーンシーズンは、
この、アトリエブルーボトルで山を楽しみます。 

 

 

 

【山道具】ハイキングにも、街歩きにも快適な履き心地|アトリエブルーボトル "Hiker's PANTS 2021"

【登山記】山頂の砂浜 with 黄砂 @日向山

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久しぶりに少し遠くに出かけてきました。

黄砂到来で展望が望めないので、
今回は敢えて黄砂の似合う山へ。


向かったのは、
山頂に砂浜のあることで有名な日向山

 

日向山へのアクセス

 

日向山へは車が便利。

中央道の須玉ICを降りて20分程で、
登山口のある尾白川渓谷駐車場に到着。


地図には矢立石登山口の表記もありますが、
手前にある尾白川渓谷駐車場から、
ハイキング気分の登山を楽しむのがおすすめ。

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駐車場は無料で広く、
売店やトイレもあるので便利。

キャンプ場もあったり、渓谷散歩もできたり、
登山でなくても楽しそうな場所でした。

 

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案内図を見るに、
尾白川林道は通行止めのようなので、
今回はピストンで山頂を目指します。

 

春を感じるハイキングコース


登山道は綺麗に整備されていて、
とても歩きやすいです。

木々の新芽や咲き始めたツツジの花に、
暖かい陽気も相まって、すっかり春のハイキング。

 

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小さな子供の姿もちらほら。
2時間程のコースなので、適度な運動感。

途中はTシャツでも良い程の暖かさでした。

同じ勾配で山頂まで続くので、
とても登りやすい山です。

 

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三角点にタッチしたら、山頂の砂浜へ

 

日向山の標高は1,660m

山頂自体は木々に囲まれており、
地味な佇まい。

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三角点にタッチしたら、
少し離れたところにある雁ヶ原へ。

この雁ヶ原に広がるのが山頂の砂浜。
思った以上にしっかり砂浜でした。

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雁ヶ原の正体は花崗岩の岩場。
この一角だけ、長い時間を経て砂浜になった模様。

広場のようになっているので、
登山客も思い思いに休憩しています。

ここは椅子ではなく、ピクニックシートが欲しくなる...

 

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岩場のある一角はなかなか険しく、
こちらは砂浜のイメージとは大違い。

ルートが立ち入り禁止でなければ、
この方面から周って下りることもできるようです。

 

本来は、展望でも有名な日向山。
甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳の山並みを期待したものの、
残念ながら黄砂の影響でこのガス具合。

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残念ですが、
また再訪を祈りつつ下山しました。

 

アクセスも良いので、
また天気と相談して登りたいと思います。

 

 

【登山記】山頂の砂浜 with 黄砂 @日向山

 

【雑記】山小屋から始める山登り ~『小屋番三六五日』を読んで ~

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最近は何かと色々と忙しく、
なかなか登りに行けてないですが、
代わりに本を黙々と読んでいます。

山関係のものを読むことも多く、
最近のお気に入りは『小屋番三六五日』という本。
 

小屋番三六五日 (山溪叢書)

小屋番三六五日 (山溪叢書)

  • 発売日: 2008/10/10
  • メディア: 単行本
 


雑誌『山と渓谷』で昔、連載されていた記事をまとめた一冊。
全国の小屋番たちによるエッセイ。

各々の妙味があり、とても面白い。

山登りというと、どうしても山が中心になりがち。
知名度を頼りに登る山を選んでしまうものの、
一方で、山小屋の魅力も決して負けてない。

いっそのこと、
山小屋から選ぶ山登りもありだなと、
この本を読んで思いました。

 

というわけで、
気になる山小屋5選を紹介。

ぜひ、今年〜来年はこの中からいくつか登って、
泊まってみたいところ。

 

①船窪小屋

扇沢より南にある七倉岳。
まさに、北アルプスの穴場。
その南側に位置する山小屋。

収容人数が50人と小規模で、
質素ながらも素材を活かした食事が美味しいとのこと。

電気はなく、灯りはランプで暖房は囲炉裏。

その響きだけで、
その質素さに惹かれてしまう。

そう、それを実は山には求めているのでは。


考えてみれば、山に電気があるというのも不思議な話。
こういう場所で夜を過ごしてみたい。

アクセスは七倉ダムよりピストンでの山小屋泊が良さそう。


見た目も、連なった青い屋根がかわいいです。
その姿だけで、山小屋から溢れ出る愛情を感じます。

 

funakubogoya.net

 

②キレット小屋

こちらは、言わずもがな。
後立山連峰の難所である八峰キレットの北側に立つ山小屋。

五竜岳と鹿島槍ヶ岳の間にある心強い存在。

キレットの名の通り、
切れ落ちた岩場の中にわずかにあるスペースに建っている姿が、
それだけでもう魅力的。

こんな場所に小屋が建っているという奇跡。
現実だけれど。

そんな場所に自分の足でたどり着くこと、
自分がその場所に立っていることを想像するだけでも身震いもの。

絶対大変な行程になるだろうけれど、
絶対に行きたい。

 

www.hakuba-sanso.co.jp

 

③コロボックル・ヒュッテ

お次は、霧ヶ峰は車山にある小さな山小屋。
収容人数はわずか15人。


名前だけでその雰囲気が伝わってくる。


小さなスペースだからこそ生まれた、
様々な知恵が形作った山小屋。

そういえば、以前紹介した本
「山小屋の灯り」にも紹介されていて、
紙面からその雰囲気を愛おしく感じたことを思い出します。

山小屋のページにも紹介されているランプの下で、
静かに語り合いたい。何かを。

koro-kirigamine.hardrain.rocks

 

④朝日小屋

北アルプスの朝日岳の西に建つ山小屋。

朝日岳、初めて意識した山かもしれない。


山小屋が抱える後継問題。

少なくない数の山小屋では、
主人がなくなった後に、その子供が継いでいて、
こちらもその一つだそう。

山小屋を継ぐというのは、
おそらく想像以上に大変なことだらけで、
それでも一歩一歩試行錯誤しながら前に進んでいるんだろうと、
この本を読んで感じる。

朝日岳という場所も穴場的で、
簡単に辿り着ける場所ではないものの、
しっかりと時間を確保して訪れてみたい。

きっと、とても満足感に溢れる山行になりそう。

www.asahigoya.net

 

⑤金峰山小屋

最後は登ったことのある金峰山の山小屋。
アクセスの良さもあり日帰りが妥当かなと思っていたけれど、山頂近くにある金峰山小屋もまた魅力的な存在。

ご夫婦で経営されていて、
その夫婦が山小屋を運営するに至った経緯や、
そこからの日常の変化などが面白い。

金峰山自体はとても好きな山なので、
次は日帰りではなく夜を過ごしてみたい。

www.kimpou.com

 

 

こうして本を読むと、
身近にある山であっても、
新しい側面が見えてくることもあって、
実際の登ることも面白いけれど、本を読むのもやはり楽しいです。

 

さてさて、そろそろ登りに行こうかな。

 

 

【雑記】山小屋から始める山登り ~『小屋番三六五日』を読んで ~

【登山記/雪山】今シーズンの雪山始めに剣ヶ峰・上州武尊山に登ってきました。

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今シーズン初の雪山。
上州武尊山に登ってきました。

 

昨シーズンの最後も同じ山だったので、
雪山に限ると、2連続で同じ山に登ったことになりました。

tools4mountains.hatenablog.com

 

そんな上州武尊山。

昨年の記憶から変わらず、
雪山の楽しさを堪能できる良い山でした。

 

アクセスはバスツアーがおすすめ


前回登った時もそうでしたが、
今回もバスツアーを使っての登山でした。

上州武尊山の登山口が川場スキー場にあり、
そのためスキー・スノボのバスツアーが利用できます。

www.kawaba.co.jp

 

今回は平日だったので、
5,800円でした。

登山口までのリフト券(2,000円)も込みなので、
とてもお買い得なツアーだと思います。

 

また、川場スキー場での雪山登山は、
ココヘリの携帯が義務になっています。

持っていない方は、
リフト券と一緒にレンタルも可能です。

 

上州武尊山のコースタイム

 

上州武尊山は、
リフトを使っての登り降りがあるため、
少しだけ時間を気にする必要があります。

 

コースタイムは往復で3:30くらいなので、
急ぐ必要はないものの、
山頂でのんびりしていると時間を忘れてしまうので要注意。

 

今回は本当にのんびりしていたら、
気が付いたら山頂で一人になっていました...

焦って下山。
ただ、時間は十分に余裕がありました。

今回のコースタイムは下記の通り。 

・11:00 登山口
・11:25 剣ヶ峰
・12:37-13:39 武尊山
・14:14 剣ヶ峰
・14:36 登山口


上記に加えて、
リフトx2の乗降時間が必要になります。

休日だと登りは混むので要注意。

 

登山口〜剣ヶ峰


最初から急登が続くので、
少しだけ辛いものの、
最初のピークである剣ヶ峰に登れば景色は素晴らしく、
ここからは楽しい道のり。

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目的地の上州武尊山も姿も見えますが、
登りも400mくらい。

体力的には難易度は高くないので、
雪山初心者にもおすすめ。


そして、武尊山への道中、
ついつい振り返ってしまいたくなるのが、
剣ヶ峰の山容

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槍ヶ岳のように尖っているので、
遠くからでもその姿は一目瞭然。

雪を纏っていると、
本当に格好良いの一言。

 

豊かな自然の造形美


剣ヶ峰の山容に加え、
雪山ならではの自然の造形美も美しいです。


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写真好きには堪らない山。

昨年登った時とほぼ同じアングルで撮ってしまいつつ、
それでも天候が違うとまた別の美しさがあります。

つい見惚れてしまう景色。 

 

武尊山の山頂へ


剣ヶ峰より1時間強で、
無事に武尊山に登頂。

山頂直下で続く登りが地味に足にきました...

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この日は晴天。

流石の暖かさと花粉のせいか、
あいにくのガス模様でしたが、
素晴らしい展望でした。

コーヒーを淹れて、
のんびり休憩。

 

そして、気が付けば、
誰もが下山を始めていて、
山頂に一人ぼっちになっていました...

 

下山の目標は剣ヶ峰


下山の目印は、
登っている最中も見惚れていた剣ヶ峰。

この印象的な姿は何度見ても見飽きないです。

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少しずつ大きくなるその姿。
ただ、山頂直下は見ての通り、急登。

多くの人が辛そうでした。
そして、自分も...

 

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ただ、剣ヶ峰に登ってしまえば、
あとはスキー場まで降りるだけ。

スキー場らしく、
音楽が遠くから聴こえてきます。

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こちらで、
アイゼンを外したり片付けをして、
再度リフトで降りたら終了。

下りのリフトに乗ると、
登ってくるお客さんが?という目で見てくるのが面白いです。

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受付でリフト券を返却。
ココヘリをレンタルした場合は、
ココへりもお忘れなく。

 

久々の雪山は独特の疲れがあるものの、
やっぱり楽しい。

 

シーズン終了まで、
あと一回くらいは登りたいな...

 

 

【登山記/雪山】今シーズンの雪山始めに剣ヶ峰・上州武尊山に登ってきました。